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アステリアの企業データ連携ソフト「ASTERIA Warp」新版、テレワーク環境への対応などを強化

 アステリア株式会社は22日、企業データ連携(EAI/ESB)ソフトウェア「ASTERIA Warp」の新版を、6月25日より提供開始すると発表した。

 ASTERIA Warpは、異なるコンピュータシステム間でデータを連携できるようにする企業データ連携ソフトウェア。

 新版では、コロナ禍においてテレワーク環境下における利用が増加していることを受け、現状に対応するための強化を行っている。まず、高度なセキュリティが担保された中での開発を可能とするために、開発環境や管理機能のSSL/TLS化や、証明書を利用した通信を可能にした。

 また、テレワーク化で利用頻度が増加し、ユーザーからの要望が多かったというSlackやMicrosoft Teamsなどの社内コミュニケーションツールとの連携機能も拡張した。具体的には、Slackアダプターの拡張により、ファイルのアップロード、メッセージの検索・削除を可能にしたほか、Microsoft Teamsアダプターの追加によって、メッセージの送信、チームライフサイクルの自動化に対応している。

 さらに、kintoneコネクションで複数のAPIトークンを指定可能にするなど、kintoneコンポーネントを機能強化。Gravioコンポーネントも追加され、画像認識した人物をGravio BAPにユーザー追加できるようになった。

 このほか今回は、Microsoft TeamsやGoogleスプレッドシート、Office365などとの連携アダプターをはじめ、27種類のシステムやサービスとの連携アダプター(マルチセレクトオプションアダプター)をまとめて購入できる「マルチセレクトオプションパック」を新たに提供する。

 価格は、通常ライセンスの場合、3ライセンスの「オプションパック Gold」が160万円、5ライセンスの「オプションパック Platinum」が240万円、無制限の「オプションパック Unlimited」が400万円。サブスクリプション向けの価格も別途設定されている。

 なおアステリアでは、6月1日よりサブスクリプション版の「ASTERIA Warp Coreシリーズ」を購入した企業が、マルチセレクトオプションアダプターを1点購入した際に、2つ目以降のマルチセレクトオプションアダプターを個数制限なく無償で6カ月利用できる「もっと自動化、もっとDX促進キャンペーン」も、期間限定で実施する。申込期間は9月末まで。