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アステリアの企業データ連携ソフト「ASTERIA Warp」とSAP S/4 HANA Cloudを接続するアダプターを提供

 アステリア株式会社は14日、データ連携ミドルウェア「ASTERIA Warpシリーズ」とSAP S/4 HANA Cloudを接続するアダプターをフリーダム株式会社が開発し、同日より提供開始すると発表した。

 SAP ERPは、世界的に大きな市場シェアを持つEAP製品だが、現行バージョンのサポートが2027年で終了するため、SAP ERPを使い続けている企業では、後継製品などへの移行を進めているという。しかし、そのひとつであるSAP S/4 HANA Cloudへのデータ移行にあたっては、従来のBAPI形式での連携方式からOpen Data Protocolに準拠した通信形式への変更が必須となるなど、多くの課題が残っているとのこと。

 そこで、ASTERIA Warpテクニカルパートナーであるフリーダムは、ASTERIA Warp用の「SAP S/4 HANA Cloudアダプター」を開発。このアダプターを介して、多様なデータ形式に対応できるASTERIA Warpと連携することで、SAP ERPの旧バージョンからSAP S/4 HANA Cloudへのスムーズな移行を支援する。

 一連のデータ移行プロセスにおいてASTERIA Warpがデータ連携基盤を担うことで、ノーコードでのデータ移行が実現するため、移行工数を削減できる。

 主な機能としては、SAP S/4 HANAからデータを取得する「データ抽出」、SAP S/4 HANAへデータを登録または更新・削除する「データ登録」、SAP S/4 HANAへの各種APIを実行するSQL文を実行する「SQL実行」といった機能を搭載した。

 価格(税別)は、サブスクリプションの場合が月額2万円から、ライセンス販売の場合は80万円となっている。