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「ASTERIA Warp」が新版「1912」を提供、ユーザーからのフィードバックを優先的に反映

 アステリア株式会社は25日、EAI/ESBソフトウェア「ASTERIA Warp」ならびに中小規模向けの「ASTERIA Warp Core」において、新版「1912」を販売開始すると発表した。ユーザーからのフィードバックで要望の多い機能を、優先的に製品へ反映しているという。

 ASTERIA Warpは、異なるコンピュータシステムのデータをノンプログラミングで連携できるようにする、EAI/ESBソフトウェア。メインフレームからクラウド上のサーバー、あるいは表計算ソフトウェアまで、さまざまなシステム間で接続やデータ変換を行うためのロジックを、複雑なプログラミングなしで行えるようにしている。

 今回の新版では、管理コンソール(FSMC)やフローデザイナーのスタイル変更機能を追加するなど、ユーザーエクスペリエンス(UX)を改善した。フローデザイナーのスタイル変更機能追加により、例えば作業ウインドウの色やスタイル変更が可能になり、テスト・本番環境などの画面識別が容易になることから、開発効率の向上が見込めるという。

 またMultiFieldMapperにおいて、マッピング時の複数の項目へ同じ処理を行えるよう、専用の「MultiFieldMapperコンポーネント」を新たに追加している。

MultiFieldMapperコンポーネント

 このほか、データベースのスキャフォールディング(Scaffolding、CRUD処理)、コンポーネントで登録したスケジュールの一覧を表示、といった追加フローテンプレートを提供。さらに、kintoneアダプターの機能拡張を実施しており、kintone新API(カーソルAPI)への対応、レコードのステータス情報の取得・更新機能追加、すべてのkintoneコンポーネントへのリトライ機能追加などを行った。

 なお、今回の機能追加にあたっては、ユーザーコミュニティ(AUG)をはじめ、多くのユーザーから受けた直接フィードバックを集約して製品機能に反映すべく、部門横断的なプロジェクトチームを結成。実際に利用現場で求められる機能や改善事項を優先的に反映しているとのことだ。