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大企業向け業務クラウドサービス「TeamSpirit EX」、通勤交通費の実費精算ニーズに対応

最新版「April’21」をリリース

 株式会社チームスピリットは11日、大企業向け業務クラウドサービス「TeamSpirit EX」をアップデートし、「同 April’21」として提供開始したと発表した。

 TeamSpirit EXは、同社のフラグシップサービスである「TeamSpirit」と同様、勤怠管理、経費精算、工数管理といった機能を備えながら、大企業の利用ニーズに応え、システム管理者の負担軽減に関する仕組みを備えたクラウドサービス。

 今回のバージョンアップでは、コロナ禍で加速する通勤定期代の支給見直しに伴う通勤交通費の実費精算ニーズに対応し、オフィスへの出社回数を含めて従業員の勤怠を管理する機能「出社状況管理機能」を搭載した。実績はCSV出力が可能で、外部システムと連携した実費ベースでの交通費精算を支援するとのこと。

 また同機能では、勤務表上に、出社回数の管理機能および通勤回数チェック機能が追加されており、従業員が勤務表に実際の出社状況を入力することで、勤怠情報とオフィス出社の有無を一体的に管理できるようになった。モバイル版にも搭載されているので、モバイル版での出退勤打刻時にも出社有無の登録を行える。

 さらに通勤回数チェックに対応し、記録された出社回数と実際の出社回数に乖離(かいり)があった場合にはアラートを表示できるほか、日次の勤怠情報および月次勤怠サマリとして、記録された出社回数のリアルタイム閲覧を申請者および承認者が行えるとのこと。

 なお、同機能は労働時間(勤務体系)ごとに有効/無効を設定可能で、出社回数を記録しない場合は、該当社員の勤務表から該当欄を非表示設定にできる。

 加えて今回は、工数管理においてジョブの一括振替機能を搭載した。従来は、工数実績の登録漏れや登録ミスを防ぐことに焦点を当てたユーザーインターフェイス(UI)を採用しており、従業員は日ごとに実績を入力する必要があったが、今回のアップデートにより、特定のジョブや期間を指定することで、複数のジョブの修正や振替を一括で行う機能が追加されている。これにより、特に大規模プロジェクトにおけるジョブ管理の利便性が向上したとのことだ。