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大企業向けの業務支援サービス「TeamSpirit EX October'21」、勤怠管理や経費精算などの機能を強化

 株式会社チームスピリットは28日、大企業向けクラウド型業務支援サービス「TeamSpirit EX」の新版「同 October'21」を提供開始したと発表した。勤怠管理機能においてシフト勤務への対応を強化したほか、経費精算機能ではモバイルでの申請・承認機能のUIを改善し、経費申請の承認画面における視認性を強化している。

 TeamSpirit EXは、同社のフラグシップサービスである「TeamSpirit」と同様、勤怠管理、経費精算、工数管理といった機能を備えながら、大企業の利用ニーズに応え、システム管理者の負担軽減に関する仕組みを備えたクラウドサービス。

 今回の新版では勤怠管理機能が改善され、シフト制を適用できる勤務形態の種類を増加させた。具体的には、以前から対応していた変形労働時間制で働くシフト勤務者のシフト管理に限らず、固定時間制やフレックスタイム制など、幅広い勤務形態で働く従業員に対してシフトを割り当てられるようになったという。

 加えて、モバイルでの出退勤打刻時にオフィスへの出社有無を登録できる機能において、登録後でもモバイルからの修正変更を可能にしている。

 一方、経費精算機能では、経費申請・承認画面のモバイル向けユーザーインターフェイス(UI)を強化し、ブラウザ版と同等の操作性を実現。さらに、従来の領収書画像アップロードや経費申請・承認などの基本機能のほか、事前申請や稟議(りんぎ)との連携、承認時の差分表示など、より高度な操作に対応している。

 また経費承認者の承認業務を効率化するための強化も行われた。まず、経費承認画面において、事前申請と精算時の登録内容に差分がある場合、該当個所をハイライト表示する機能を搭載している。これにより、変更点を重点的に確認可能なため、部下を多く抱えるエンタープライズ企業の役職者においても、承認業務の負担軽減が見込めるとのこと。なお、ハイライトは承認者自身がオン・オフを切り替えられる。

 このほか、連携する経路検索ソフトウェア「ジョルダン乗換案内」で申請者が選択した移動経路にあわせ、アイコンを表示する機能も搭載した。「楽」「早」「安」などのアイコンが一覧上で確認できるので、承認スピードの向上、承認者の負担軽減が見込めるとしている。