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チームスピリットのクラウド型業務支援サービス「TeamSpirit Summer'21」、勤務場所を登録できる機能を搭載

 株式会社チームスピリットは5日、クラウド型業務支援サービス「TeamSpirit」の新版として、「TeamSpirit Summer'21」を提供開始したと発表した。テレワークへの対応を強化する「勤務場所登録機能」を標準搭載している。

 TeamSpiritは、勤怠管理や就業管理、工数管理、経費精算、電子稟議(りんぎ)、社内SNS、カレンダーなど、社員が毎日使う社内業務を一元化して提供するクラウドサービス。

 今回の新版では、TeamSpirit上に表示される打刻ウインドウの中に、勤務場所を登録できる機能を搭載した。従業員が日々の勤怠打刻とあわせて勤務場所を登録する運用により、管理者は、いつ、誰が、どこで働いているのかを把握可能になる。

 またレポート機能を利用すると、勤務場所のデータを「補助金申請等で必要となる出社率の算出」「実費ベースでの交通費精算に活用できる出社回数の算出」に利用可能になるほか、対象者がいつどこで働いていたのかを特定できるので、従業員が新型コロナウイルス感染症の陽性診断を受けた場合に、濃厚接触者の絞り込みにも活用できるとしている。

 このほか、不正なデータの複製や削除を防止する制限を追加するとともに、経費申請や領収書の変更履歴を残す機能を実装した。電子帳簿保存法は、2022年1月の改正により大幅な利便性向上が見込まれおり、チームスピリットでは、この改正が施行される前に電子帳簿保存法に完全対応することを予定するとのことだ。

 加えて、TeamSpiritのユーザー向けポータルサイト「TS Circle」の最新情報を、TeamSpirit本体の管理者画面に表示する機能を搭載した。設定中にTS Circle上のさまざまなコンテンツにシームレスにアクセスし、問い合わせを行えるので、システム管理者の利便性が向上するとしている。