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Yahoo! JAPANのデータソリューション「DS.INSIGHT」、4月よりライセンス体系を刷新

1契約で100ライセンスの利用が可能に

 ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、Yahoo! JAPANのビッグデータをWebブラウザ上で調査・分析できるツール「DS.INSIGHT」の料金体系を4月より一新すると発表した。1契約で100ライセンスまで利用可能になるという。

 DS.INSIGHTは、Yahoo! JAPANが提供する検索サービスと位置情報サービスから得られる各種ビッグデータを、Webブラウザ上から調査・分析できるダッシュボードサービス。すでに、さまざまな業種の企業や官公庁、自治体で利用されているが、同社は「組織内の一部の担当者だけではなく、より多くの人がデータに触れることで、組織でのデータ活用やDXの推進に貢献できるのではないか」という考えに至ったという。

 そこで、利用ライセンス数に応じた料金体系をあらため、2020年11月より「全員DXキャンペーン」として、1契約でライセンス数無制限で使えるキャンペーンを開始したところ、利用ライセンス数は約1.5倍、総アクション数は約2倍となるなど、キャンペーン実施以前よサービスの利用が増えたとのこと。

 今回はこうしたことを考慮して、組織のデータ活用やDXの推進に貢献することを目指し、DS.INSIGHTの料金体系を一新する。具体的には、従来は1ライセンスの提供だったスタータープラン(月額10万円、税別)で、100ライセンスまでの利用を可能にするとしており、この改定に伴ってスタンダードプラン、プレミアムプランは廃止される。

 また、パートナー向けの「DS.INSIGHT for Partner」は、料金表に基づく従量課金制から、固定料金制へ変更。官公庁・自治体向けの「DS.INSIGHT for Gov」も、ライセンス数による課金制から、1契約100ライセンス(想定費用:年間90万円)へと変更される。

 なおYahoo! JAPANでは、DS.INSIGHTのうち人流データ分析ツール「DS.INSIGHT Place」を、3月下旬に大幅アップデートする予定。これまで、人流データは基本的に月単位で確認できるようになっていたが、アップデートにより、日単位や時間単位の推移も確認可能になる。さらに、データのダウンロードにも対応する予定。