マクロミル、ヤフー・データソリューションと連携した分析ソリューションをベータ提供

　株式会社マクロミルは9日、Yahoo! JAPANの事業者向けデータソリューションサービス（ヤフー・データソリューション）と連携した分析ソリューションを、ベータ版として提供開始すると発表した。

　この分析サービスは、Yahoo! JAPANが提供する、インターネット上での検索を中心とする「行動ビッグデータ」と、マクロミルのアンケートやインタビューを通じて取得する「意識データ」や、より多様な「行動データ（購買データやWeb閲覧データ）」とあわせて解釈することによって、より深い消費者理解を可能にするもの。

　これを利用すると、例えば、テレビCMやWeb広告の効果検証として、アンケートを活用した「ブランドリフト効果」の検証に加えて、「商品名や企業名など、固有名詞をキーワードとしたインターネット上での検索行動」にどの程度寄与したのかといった効果検証が可能になるという。

　また、特定の検索キーワードで情報探索をしているマクロミルの消費者パネルに対してアンケートや他データのひも付けを実施し、消費者行動をより解像度高く分析する、といった使い方にも対応するとのこと。さらに、特定のターゲットにおける過去の検索履歴を分析・可視化することも可能になるとしている。

　なおマクロミルによれば、このサービスでは統計的な分析結果のみを提供するので、個人を識別可能なデータ（パーソナルデータ）は含まれないとのことだ。