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ヤフー、デスクリサーチツール「DS.INSIGHT」で割安な教育機関向けプランを提供

 ヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)は14日、事業者向けデータソリューションサービスで提供しているデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」において、教育分野でのビッグデータ活用をサポートする割安な新プラン「DS.INSIGHT for Academy」を提供開始すると発表した。ヤフーではこれにより、次世代のデータ人材の育成に貢献するとアピールしている。

 DS.INSIGHTは、検索データと人流データをもとに、データ分析に詳しくない利用者でもさまざまな分析が可能なデスクリサーチツール。現在、多くの企業や自治体・官公庁において、商品開発やマーケティング、シティセールスなどの用途で利用されているという。

 今回はそのラインアップに、大学・高校や専門学校、研究所などの教育機関向け新プランとして、企業向け価格の約半額の価格で利用できるDS.INSIGHT for Academyを追加した。これにより教育機関では、教員の指導のもと、授業や研究を目的とした活用が可能になるとのこと。具体的には、データを活用した現状理解や課題発見の授業・ゼミでの活用、検索データの市場調査や社会課題調査への活用などが可能としている。

 価格(税別)は、初期費用が12万円、月額費用が100ライセンス(ID)で5万円。契約成立月から6カ月間の最低利用期間が設定された。

 なおDS.INSIGHTでは、統計化されたデータのみを扱っており、個人を特定可能な情報は含まれていないとのこと。

 学校法人大正大学では、新プラン提供開始に先立ち、2020年より、一部の学部・授業でDS.INSIGHTを活用しているとのことで、教員・学生からは、「データ分析に詳しくなくても直感的に使える」「世間の関心や行動をはかる指標として役立つ」といった感想が得られているとした。