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ヤフー・データソリューションのデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」、月額2万円からの「エントリープラン」を提供

 LINEヤフー株式会社は8日、「ヤフー・データソリューション」で提供しているデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」において、利用プランを拡充すると発表した。月額2万円で検索ビッグデータをインサイト分析などに活用できる「エントリープラン」を、11月1日より提供開始する。

 ヤフー・データソリューションは、LINEヤフーの多様なサービスから得られる行動ビッグデータを分析可能な事業者向けサービスで、その一メニューとして、検索・人流データから人々の興味・関心を分析できるデスクリサーチツールのDS.INSIGHTを提供している。

 このDS.INSIGHTでは、通常のプランに加え、官公庁・自治体向けプラン「DS.INSIGHT for Gov」、教育・研究機関向けプラン「DS.INSIGHT for Academy」を用意しているほか、1契約において利用できるライセンス数を100ライセンスへ拡大するなど、ビッグデータ活用の裾野を広げる開発や機能追加を進めてきた。

 今回は、さまざまなターゲットに向けたデータ利活用の裾野をさらに広げるべく、検索ビッグデータから人々の興味関心を分析できる機能のみを搭載した「エントリープラン」を提供開始する。

 なおエントリープランの提供に伴い、検索ビッグデータを活用する従来の「People」は、検索キーワードから人々の興味関心を分析できる「Basic」と、検索行動を時系列で分析できる「Journey」の2つに分割された。

 エントリープランではこのうちBasicのみを利用できるが、試験導入している、生成AIによるデータの読み解きサポート機能のうち、「検索意図を調べる」「隠れたニーズを調べる」は、エントリープランでも利用できる。

 基本料金は月額2万円(1ライセンス)で、Journeyや、位置情報ビッグデータを分析に活用できる「Place」、検索数がこれから上昇しそうなキーワードなどを可視化できる「Trend」、ビッグデータからターゲットの詳細な人物像を可視化できる「Persona」は、オプション(プロダクトごとに月額10万円)として利用できる。

 オプションはこのほか、ライセンス追加(100ライセンス)が月額10万円、表示結果のダウンロードを行えるダウンロード機能が月額20万円で提供される。