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SCSK、Cato NetworksのSASEサービス「Catoクラウド」を提供

 SCSK株式会社は28日、SASE(Secure Access Service Edge)プラットフォームを提供するCato Networks株式会社(本社:イスラエル)のパートナープログラムに加入したと発表した。

 SASEは、ネットワークとセキュリティをクラウド上で一元的に管理・運用するサービスで、これを導入することにより、ネットワークパフォーマンスの向上や、ネットワーク、セキュリティの管理負荷低減が可能なことから、昨今では注目を集めるようになった。

 SCSKは、こうしたSASE市場の拡大を見据え、今回、SASE機能を実装したサービス「Catoクラウド」を展開するCato Networksのパートナープログラム「Cato Partner Program」に加入した。Catoクラウドの導入・運用を通じて、いつでもどこでも安全にアクセスできる環境整備を支援していくとのこと。

 SCSKが取り扱いを開始するCatoクラウドは、WANの最適化機能とネットワークとセキュリティ機能を統合したクラウド型プラットフォームで、可視化と統合管理による運用業務の効率化、モバイルや外部拠点を含めたセキュリティポリシーの一括管理、回線コストの削減を実現できるという。

 今後、SCSKはCatoクラウドの導入支援と運用のサービス提供、および付加サービスの企画・開発を予定しており、今後3年間で、10社へのCatoクラウド導入を目指すとした。

 なおSCSKでは、一般提供開始に先立ち、ライオン株式会社へのCatoクラウド導入・運用支援を開始している。同社は、ネットワーク/セキュリティ機能をCatoクラウドで統合し、インターネットアクセスの最適化、運用負荷の軽減を実現したとのことだ。