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IIJグローバル、企業のグローバル展開を支えるセキュリティクラウドサービス「Cato Cloud」を提供

 株式会社IIJグローバルソリューションズは22日、グローバルに展開する日系企業を対象に、拠点間を結ぶVPN機能、最新のセキュリティ機能、およびセキュアなリモートアクセス環境をクラウドで提供する「Cato Cloud(ケイトクラウド)」を、イスラエルのCato Networksおよび日本総代理店のマクニカネットワークス株式会社と提携して提供すると発表した。サービスは7月24日から受付開始、9月4日から提供開始の予定。

 Cato Cloudは、顧客拠点ごとに提供するサービスアダプター「Cato Socket」経由または、Catoの「Client Application」をインストールしたデバイスから、世界約40カ所に渡って展開するPoP(Point of Presence)に自動的に接続することで、各種クラウド基盤や各拠点間のVPNおよび安全なインターネットアクセスを実現する、次世代型セキュリティクラウドサービス。

 次世代型ファイアウォールやアンチマルウェア、IPSなどの各種セキュリティ機能が、Cato Cloudにより提供されるため、各拠点ごとのアプライアンスの設置が不要となり、機器購入コスト、保守費用などの運用コストを削減できる。セキュアなリモートアクセス環境としても利用可能で、Windows、iOS、Androidの各デバイスのClient Applicationが、最寄りのPoPを自動選択してCato Cloudに接続するため、VPN接続された社内データセンターやクラウドサービスへの安全なアクセスが実現できる。

 参考価格は、PoP接続において「日本1拠点・25Mbps契約」「中国1拠点・5Mbps契約」「シンガポール1拠点・25Mbps契約」を選択し、リモートアクセスユーザーが各国10ユーザー、IPSおよびアンチマルウェア機能を利用した場合の料金で、初期料金が72万円から、年額料金が420万円から。各拠点のインターネット回線工事費、利用費用は含まれない。導入から運用に関しても、現地機器導入前チェックやPoC支援、コンサルティングなどの各メニューを用意する。