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システムインテグレータ、DB開発支援ツール「SI Object Browser for Oracle」のサブスクリプションライセンスを提供

 株式会社システムインテグレータは、データベース開発支援ツール「SI Object Browser for Oracle」の新版「同 21」を、2021年2月15日に販売開始すると発表した。今回より、従来の買い取り型ライセンスに加え、必要な期間だけ製品を利用できる「サブスクリプションライセンス」を新たに提供する。

 SI Object Browser for Oracleは、テーブルの閲覧、SQLの編集/実行や各種オブジェクト作成、ストアドプログラムのデバッグ、Excel形式でのテーブル定義書の出力など、さまざまな作業をGUI上で実行できるOracle Database向けのデータベース開発ツール。

 今回の新版では、買い取り型ライセンスだけでなく、サブスクリプションライセンスを新たに提供開始する。サブスクリプション形式は初期費用が不要で、利用する期間だけの支払いで済むため、短期の開発案件で利用する場合は、買い取り型ライセンスよりもコストを抑えて導入できるという。

 また、追加費用なしで常に最新バージョンを利用できるほか、従来は、自社のPCとAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなどの仮想マシン上の両方にインストールする場合、別々にライセンスを購入する必要があったが、サブスクリプションライセンスでは、いずれの環境でも同一ライセンスでの利用に対応する。

 さらに、最大で6カ月の契約休止が可能となっており、例えば、契約途中でプロジェクトが終了した場合に、次のプロジェクトの開始時まで契約を休止できるので、無駄な出費を抑えられるとしている。なお、申請はシステムインテグレータのオンラインサイトですぐに申請でき、休止期間の途中変更にも対応する。

 サブスクリプションライセンスの価格は、1ライセンスあたり年間3万2500円(税別)から。従来の買い取り型ライセンス(保守込)は、1ライセンスあたり6万5100円となっている。また同社では、通常の提供価格の半額でサブスクリプションライセンスが契約できるキャンペーンも実施する予定だ。

 なお今回の新版では、TNS_ADMIN環境変数へ対応したほか、テーブル定義画面への主キー設定機能の追加、ロック情報画面へのセッション切断機能の追加、といった強化も行われているとのこと。