アルテリア・ネットワークス、MCデジタル・リアルティの東京第二データセンターへ最大100Gbpsの専用線設備を設置

　アルテリア・ネットワークス株式会社（アルテリア）は8日、MCデジタル・リアルティ株式会社（MCDR）が2021年8月、千葉県の印西エリアに竣工予定の東京第二データセンター（以下、NRT10）へ、最大100Gbpsの専用線設備を設置することを決定したと発表した。

　印西エリアは、広大な土地と豊富な電力供給、強固な地盤、東京・成田空港からの至便なアクセス等を背景に、外資系大手IT企業や、大手システムインテグレータ、データセンター事業者などの注目を集めており、大規模なデータセンターが集積するエリアのひとつとなっている。

　こうした背景から、アルテリアは現在、印西エリアへ戦略的に光ネットワーク網の増設を行っており、茨城県県北エリアや千葉県南房総エリアなどの国際海底ケーブルへつながる陸揚局へのアクセス、国内外への接続ポイントが集積する都内主要データセンターエリアへのアクセスに強みを持ち、データセンター事業者との連携・協力も積極的に進めているとのこと。

　また、新型コロナウイルス感染症の拡大によって企業・社会のデジタルトランスフォーメーション（DX）推進が加速し、通信トラフィックも増大する中、海外の大手クラウド事業者や大手システムインテグレータ等のニーズに応えるとともに、印西エリアのワールドワイドなビジネス発展に寄与することを企図し、今回、MCDRのNRT10データセンターへ専用線設備を設置することを決定したという。

　これにより、NRT10データセンターから国際海底ケーブルへつながる各陸揚局へのアクセス、都内主要データセンターへのアクセスを求める企業へ、低遅延かつ高品質な最大100Gbps専用線サービス「ダイナイーサ」が短納期で提供可能になるとした。