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BBバックボーンとMCデジタル・リアルティ、都内と印西間でテラビット級相互接続サービスの提供に向け協業

 ビー・ビー・バックボーン株式会社(以下、BBバックボーン)とMCデジタル・リアルティ株式会社(以下、MCDR)は20日、千葉県印西エリアの「MCDR NRT10データセンター(以下、NRT10)」と、都内の主要データセンター間で、テラビット級の相互接続(DCI)サービスが可能となる、国内初の中長距離波長貸し伝送サービスの提供に向けて協業を開始したと発表した。

 BBバックボーンは、2021年3月に都内の主要データセンターが設置される大手町や品川、豊洲間を、異経路の冗長構成かつ100Gbps超の広帯域で相互接続する波長貸し伝送サービス「BBB Spectrumサービス」の提供を開始している。BBB Spectrumサービスは、ファイバーに波長多重(WDM)技術を用いることで、1波長あたり100Gbps以上の伝送を可能にしている。

 MCDRは、クラウド事業者などの大手IT企業やコンテンツ事業者向けの大規模データセンターキャンパスや、エンタープライズ向けの中小規模データセンター(コロケーションサービス)を、首都圏や関西圏で展開している。

 BBバックボーンとMCDRが協業することで、国内最大のデータセンター群が集まる印西エリアにおいて、都内の主要データセンターとの接続性や利便性、効率性の向上および柔軟なデータセンターの拡張性を提供するとしている。

 また、BBB Spectrumサービスは、今後印西エリアにおいて、400Gbps/800Gbps規格にいち早く対応することで、顧客のさらなる広帯域コネクティビティのニーズに応えるとともに、デジタルプラットフォームの拡大に貢献していくとしている。