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L is Bのビジネスチャット「direct」、音声通話/ビデオ通話機能を追加 “現場”でのコミュニケーションを支援

 株式会社L is Bは8日、ビジネスチャット「direct」において、音声通話/ビデオ通話機能を追加したと発表した。

 「direct」は、LINEに似たインターフェイスを持つ、業務利用に特化したチャットツール。1対1のペアトーク、複数名で参加できるグループトークといった一般的なチャット機能はもちろん、タスク管理、ノート、ボイスメッセージ、スタンプ送信といった、ビジネスで必要な機能を標準搭載しているという。

 また、オフィスの事務職だけでなく、“現場”仕事でも利用しやすいように配慮している点も特長で、JR西日本が駅係員向けに導入したり、竹中工務店が作業所(建設現場)を中心に採用したりするなど、フィールドワーカー向けの採用も進んでいるとのこと。

 今回は同製品において、従来提供してきたチャット機能に加え、音声通話/ビデオ通話機能を新たに提供する。特別な設定を行わなくても、チャット内のトークでつながっている現場の協力会社や取引先など、社内外のメンバーとすぐにWeb会議を開始できる点が特長だ。

 L is Bは、従来のWeb会議ツールはデスクで仕事をする事務職向けに設計されているものが大半で、主催者がミーティングURLを設定し個別招待をする必要があるなど、現場の慌ただしい環境で利用するには手間がかかるという点を指摘。そこでdirectでは、スマートフォンやタブレットで作業することが多い現場でも、ボタン1つでトークに参加しているメンバーとビデオ通話を開始できるようにしており、現場の画面を映すことで、言葉だけでは説明しづらい内容も簡単に伝えられるようにしたとアピールしている。

 同時通話可能な人数は最大8名まで。会議中に資料を画面共有する機能も備えた。また、長引いてしまいがちなWeb会議の生産性を向上させるために、一度の通話時間は最大60分までに制限。5分前に赤文字で時間が表示され、議論のまとめを促せるようにした。