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バッファロー、リモート機器管理サービス「キキNavi」でスマートスイッチを管理可能に

NAS、無線LANとの統合管理に対応

 株式会社バッファローは5日、無償の法人向けリモート管理サービス「キキNavi」において、有線LANのネットワーク機器に対応するアップデートを実施すると発表した。これに伴い、Gigabit Ethernet対応のレイヤ2スマートスイッチが、8月下旬よりリモート管理の対象となる。

 「キキNavi」は、インターネットを経由して遠隔のネットワーク機器を管理できるサービス。HTTPS通信ができる環境であれば特別なネットワーク設定は不要で、対応機器の状態を常に監視し、障害発生の際には直ちに管理者へ通知する機能を備えている。対応機器の再起動や、デバッグログの取得、ファームウェアのアップデートなども実行できるので、現場へ出向くことなくメンテナンスにかかわる簡易的な操作を行える機能を、ネットワーク管理者に提供するとした。

 当初は法人向けNAS「TeraStationシリーズ」の管理サービスとして提供開始され、2020年3月からは法人向け無線LANアクセスポイント「AirStation Proシリーズ」を対象に加えていたが、今回は有線LANのスマートスイッチが新たにサポート対象となった。

 対応するスマートスイッチを管理する保守・管理会社(SIer)、および自社で管理を行う法人ユーザーは、対応機器の状態を遠隔監視でき、障害発生の際には直ちに通知を受けられるようになる。

 また、PoE受電機器を強制的に再起動させるPoEポートリセットや、ループ発生時等のエラー通知を「キキNavi」上へ通知する機能も搭載したほか、PoE給電量の表示が可能となっているので、残りの給電容量から追加できるPoE受電機器の数を把握できるとしている。

 対応機種は、BS-GS20シリーズとBS-GS20Pシリーズで、BS-GS20P/HPシリーズへの対応も予定する。

管理対象のひとつとなる「BS-GS2024」