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バッファロー、TeraStationのデータや設定情報をクラウド環境にバックアップする新サービス

リモート管理サービス「キキNavi」の有償オプションとして提供

 株式会社バッファローは、ネットワーク機器のリモート管理サービス「キキNavi」において、法人向けNAS「TeraStationシリーズ」の設定情報やデータのバックアップをクラウド上に保存できるオプションパック「キキNavi クラウドバックアップ ライセンスパック」を、2月中旬から順次販売開始すると発表した。契約年数(1年、3年、5年)、容量(1TB、3TB、5TB)の組み合わせにより、合計9種類を用意する。

 「キキNavi」は、インターネットを経由して遠隔のNASや無線LANアクセスポイント、スマートスイッチなどを管理できるサービス。HTTPS通信ができる環境であれば、特別なネットワーク設定を行わずに利用できる。管理者は、遠隔から対応機器の状態を監視できるだけでなく、対応機器の再起動や、デバッグログの取得、ファームウェアのアップデートなどもの実行可能。また、障害発生の際に管理者へ通知する機能も備えている。

 今回発表された「キキNavi クラウドバックアップ ライセンスパック」は、TeraStationシリーズ内のデータをクラウド環境にバックアップする、「キキNavi」のオプションパック。複数拠点がなくとも、クラウドストレージを活用して災害対策などのための遠隔バックアップ環境を用意することができる。また、バックアップ機器自体のメンテナンスが不要となるため、管理工数の削減も期待できるとした。

 運用にあたっては、必要なフォルダーのみを共有フォルダー単位でバックアップ/復元できるので、クラウドストレージの効率的なバックアップ運用を実現。「キキNavi」を利用することで、遠隔地からクラウドバックアップの設定管理や進捗確認も行える。

 さらに、データのみならず、ユーザーやグループ、アクセス権限など、設定情報もあわせてバックアップ/復元可能なため、TeraStationを再設定する手間も削減できるとのこと。

 なお「キキNavi」自体は無料サービスだが、「キキNavi クラウドバックアップ ライセンスパック」は有償オプションとなる。価格例(税込)は、1TB/1年契約で3万6300円、3TB/1年契約で10万6700円、3TB/5年契約で50万6880円、5TB/5年契約で81万9060円など。