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アライドテレシスがネットワーク製品の新ファームウェアをリリース、インターネットブレークアウトなどを強化

 アライドテレシス株式会社は24日、スイッチ/ルータ製品のファームウェア「AlliedWare Plus(AW+)」において、新版「同 Ver.5.5.0-0.1」を提供すると発表した。同社Webサイトからのダウンロードサービスを同日より開始している。また、関連した新ライセンス「VRF-Liteフルライセンス」「AMF-SECurity miniライセンス」を4月27日より出荷開始する。

 今回の新版では、まずSD-WAN機能が強化された。アプリケーションに応じて転送先を自動的に振り分けるインターネットブレークアウト機能が強化され、Office 365トラフィックのプロキシサーバー環境下での振り分けに対応している。

 プロキシサーバーがセッションオーバーになることを防ぐだけでなく、ポリシーベースルーティング(PBR)と併用することにより、センター側の回線トラフィック削減も可能とのことだ。対象ルータは、AT-AR4050S、AT-AR3050S、AT-AR2050V、AT-AR2010Vの各製品。

 またAT-AR4050Sでは、外部セキュリティ装置と連携してネットワークセキュリティを強化する「AMF-SECurity(AMF-SEC)」において、サーバーレスでセキュリティ機能を利用可能な「AMF-SECurity mini」がサポートされた。これにより、別途サーバーを構築することなくAMF-SECが導入できるようになったため、より簡単にセキュリティの強化を実現するとしている。利用にあたっては、新ライセンス「AMF-SECurity miniライセンス」が必要だ。

 このほか、有線/無線LANのネットワーク構成を見える化し、ネットワークの統合管理の簡素化を可能にするVista manager miniに、スイッチ製品「CentreCOM x550シリーズ」が対応した。また「SwitchBlade x908 GEN2」「CentreCOM x950シリーズ」においては、拡張用ライセンス「VRF-Liteフルライセンス」を追加することにより、VRF-Liteインスタンス数の拡張が可能になっている。