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アライドテレシスがスイッチ/ルータ製品のファームウェア新版を公開、小規模向けルータでOpenVPNとの接続検証を実施
2020年12月4日 12:58
アライドテレシス株式会社は4日、スイッチ/ルータ製品のファームウェア「AlliedWare Plus(AW+)」の新版「Ver. 5.5.0-2.1」「Ver. 5.5.0-2.2」を提供開始したと発表した。
今回の新版では、ネットワークのセキュアな運用をソフトウェア制御で実現するAMF-SECのホワイトリスト制御において、接続を許可する端末リストが保存されたホワイトリストのサーバーと、端末の接続を制御するプロキシノードとの間で行われる通信の暗号化に必要な証明書の取得が不要となるオプション機能を実装している。同機能を活用すると、証明書の取得に必要な知識や経験の少ない情報システム担当者でも、容易にセキュアなネットワーク環境を実現できるという。
また小規模向けルータ「AT-AR1050V」において、リモート接続用VPNクライアントソフト「OpenVPN」を利用した動作検証を実施した。昨今では、多くの企業でテレワーク環境の整備が進行しているものの、セキュリティへの懸念やリソース、コストの関係で、特に中小規模のネットワークでは導入が難しいのが現状という。
そこで今回は、アライドテレシスが小規模ネットワークでの利用を推奨するAT-AR1050Vにおいて、OpenVPN接続が有効となる機能を実装した。これにより、情報システム構築での工数削減を削減し、小規模テレワーク環境の実現が容易になったとのこと。なお、AT-AR1050Vでは同時10セッションまでの接続に対応している。