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アライドテレシス、セキュリティコントローラ「AT-SESC」の管理機能を強化

 アライドテレシス株式会社は7日、自社のセキュリティソリューション「AMF-SECurity(AMF-SEC)」用のコントローラ製品である「AT-SESC」において、ソフトウェアの新版「Ver.1.8.0」を提供開始したと発表した。

 AMF-SECは、ネットワークとアプリケーションを連携させてアクセス制御を行うセキュリティソリューション。マルウェアに感染した端末を自動的にネットワークから遮断することにより、セキュリティインシデントの拡散を抑止するという。なお、ネットワーク管理の仕組みとしては、自社のネットワーク統合管理ソリューション「AMF(Autonomous Management Framework)」を利用している。

 新版では、同一ネットワーク上に複数の管理者を設定し、管理者ごとにAMFメンバー(AMFにおいて、管理される側の機器)を管理できるようにした。例えば、企業内の部署Aと部署BにAMF-SECurityを導入する際、従来はそれぞれにAMF-SECコントローラやAMFマスター(AMFにおいて、管理する側の機器)を導入する必要があったが、今回の新版からは、1台のAMF-SECコントローラおよびAMFマスターを共有できるようになった。これにより、導入・運用・管理コストを削減できるという。

 またアライドテレシスでは、AMFとAMF-SECを連携させ、OpenFlow/AMF-SEC Readyライセンス対応機器以外の製品についても、AMF-SECによるセキュリティ機能を適用可能にする「AMFアプリケーションプロキシー」機能を提供している。

 今回は同機能を拡張し、接続状態をGUI上で表示できるように改善。接続状態を可視化することで、運用・管理の簡素化を実現するとしている。