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アライドテレシスがスイッチ/ルータ向けファームウェア新版を提供、ネットワーク運用管理の利便性を強化

 アライドテレシス株式会社は17日、スイッチ/ルータ製品のファームウェア「AlliedWare Plus(AW+)」において、新版「AW+ Ver. 5.5.0-1.1」、および「AW+ Ver. 5.5.0-1.2」を提供すると発表した。同社Webサイトでのダウンロードサービスを開始している。

 今回の新版では、柔軟なポート認証を実現する機能強化など、ネットワーク運用管理の利便性をより高める機能拡張を実施した。

 具体的には、スイッチの機能として、認証に連動したACL設定を可能とする「ダイナミックACL」に対応している。ACLでは、ネットワークに接続されるPC端末などの情報(MACアドレスやIPアドレスなど)に基づき、トラフィックや経路の分類・識別、ならびにそれらに対する処理を指定するが、今回提供する「ダイナミックACL」では、端末の認証時に、スイッチポートへ任意のACLを適用可能になる。

 これにより、例えば、認証端末以外は特定ネットワークへのアクセスを遮断するなど、端末の認証状態に応じた柔軟なトラフィック制御を行えるとのこと。

 また、リストでIPアドレスやTCPポートを“グループ”として定義できる「ACLグループ」に対応。これまで煩雑になりがちだったACLを、効率的に設定・修正できるようにしている。