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NHNテコラスのAWS活用支援サービス「C-Chorus」、教育・公共機関向けの導入支援を正式提供開始

 NHNテコラス株式会社は15日、Amazon Web Services(AWS)の活用支援サービス「C-Chorus(シーコーラス)」において、2019年末より先行受付を開始していた教育・公共機関向けの導入支援サービスを、4月15日より正式提供開始すると発表した。

 C-Chorusは、AWSの利活用利用を総合的に支援するサービス。請求代行やマネージドサービス、監視・自動復旧、導入・移行支援、Webアプリケーションの脆弱性診断など、AWS活用にかかわるさまざまなサービスを提供している。

 AWSは従来のオンプレミス環境と比べてインフラを利用するためのサーバーやデータセンターなどを準備する必要がないため、従来環境と比較して早期に業務や研究に取り掛かれるメリットがある。しかし教育・公共機関がAWSを導入しようとしても、クレジットカードによる決済や従量課金による予算管理、独自書式の契約・納品書など各種書類手続きへの対応が必要になるほか、組織内におけるクラウド運用管理体制の整備も課題になっていたという。

 そこでNHNテコラスでは、C-ChorusのAWS請求代行サービスにおいて、教育・公共機関を対象とした専用定額利用チケットの販売や、各種書類手続きに対応した導入支援サービスを提供するとのこと。

 定額利用チケットでは、事前に10万円(税別)の定額チケットを購入することで、同額分のAWSを日本円・請求書払いで利用可能。従量課金と比べて、予算申請や支払い処理などの経理上の手間を軽減できる。代行手数料や初期手続き費用は無料で、AWSのビジネスサポート相当のサポートが受けられるとのことだ。

 運用・管理者向けには、専用の管理ポータル機能を提供。契約状況、利用料やチケットについて、いつでも確認できるようにした。

 また、各機関で必要な注文書、納品書、検収書などの書類も要望にあわせて用意するので、AWS導入のための手続きの負荷を減らせるとしている。

 なお、今回の正式サービス提供に際して、全国の教育・公共機関を対象に、AWS導入に関する疑問や相談を、AWSの認定資格を保有したNHNテコラスのスタッフが受け付ける「オンライン相談キャンペーン」を、6月末まで実施する。