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NHNテコラス、AWS利用企業向けにリニューアルした特権アクセス管理ソフト「Aegis Wall」を提供

AWSの技術検証レビューを通過

 NHNテコラス株式会社は15日、Amazon Web Services(AWS)の総合支援サービス「C-Chorus(シーコーラス)」のラインアップに、自社の特権アクセス管理ソフトウェア「Aegis Wall(イージスウォール)」を追加し、AWSを利用する企業向けに提供開始したと発表した。

 C-Chorusは、C-Chorusは、AWSの利活用利用を総合的に支援するサービス。一方のAegis Wallは、システム管理者やデータベース管理者(DBA)、業務委託先など、サーバーに対する特権IDユーザーのアクセス管理を効率化し、個人認証したログ記録やアクセス制御など、内部統制に必要な機能を提供するソフトウェアである。

 今回は、このAegis Wallをリニューアルするとともに、C-Chorusのサービスメニューに追加した。なおリニューアルによって、AWSの技術検証レビューである「AWSファンデーショナルテクニカルレビュー(FTR)」を通過しており、AWSのベストプラクティスにのっとって、利用者に安心と高いビジネス成果を提供するソフトウェアであることが認定されたとのこと。

 NHNテコラスでは、企業がAegis Wallを導入することで、特権アクセス時の多要素認証やパスワードを隠ぺいした運用をはじめ、各種インスタンスに対するRDP/SSHの通信やAmazon RDSへの特権アクセスについて、個人を識別した形での証跡管理、アクセス・コマンド制御が可能となるため、不正アクセス対策やインシデント対応、監査業務の効率化を図れると、そのメリットを説明している。

 なおAegis Wallはすでに、AWS上でシステムを運用している旅行会社やオンライン広告会社をはじめ、製造、金融、ヘルスケア、公共機関、NPOなど、さまざまな業種・業界での導入実績を持つ。NHNテコラスは、今回のリニューアルを機に、より多くのAWS利用企業へ展開していきたい考えだ。

 また、AWSを利用する企業に向けたリニューアルリリースを記念して、2021年12月31日までの期間限定で導入サポートキャンペーンを実施し、ソフトウェア導入に必要な各種オプションサービスを無償で提供するとのこと。