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グレープシティのノーコードWebアプリ開発ツール「Forguncy 6」、多様な帳票レイアウトを作成可能に

 グレープシティ株式会社は15日、ノーコードでWebアプリ開発/運用が可能なツール「Forguncy(フォーガンシー)」の新版として、70以上の新機能を追加した「同 6」を5月29日に提供開始すると発表した。

 Forguncyは、複数のシステムと直接接続して参照・更新が行えるデータ管理機能と、Excel感覚でレイアウトできる画面デザイン機能を備えた、Web開発/運用プラットフォーム。基幹システムでは対応できず、仕方なくExcelやAccessで管理していた業務のサブシステム化を支援するという。

 このForguncyはもともと、データ連携ツールを使わずにSQL Serverなどのデータベースと接続する機能を内蔵しているが、今回の新版では、サーバーサイドでコマンドを自動実行できる「サーバーサイドコマンド」機能が追加され、直接接続できないシステムでも、CSVを介してデータ接続が行えるようになった。

 また、Forguncyの「Excelライクな画面作成」という特長を、帳票レイアウト作成にも活用できるようにした。画面を作る感覚で本格的な帳票作成を行えるとのことで、例えば、改ページ機能でページごとに異なるレイアウトを作成したり、繰り返し表示する部分を設定して可変明細帳票を作成したり、といった多様な帳票レイアウトを実現できるとした。

 グレープシティでは、これによって、Accessで管理していた請求書管理など、帳票を使った業務のシステム移行がスムーズになるとしている。

 さらに、Excelのようなクロス集計型の入力画面や、異なるシステム間のデータベースをForguncy上で結合したビュー(一覧)を表示できる機能など現場業務の負担を軽減する改善を数多く行っているとのことだ。

 ライセンス価格は、1開発ライセンス(Forguncy Builder Pro)が17万2000円(税別)。運用ライセンスは、最小構成(Forguncy Server基本ライセンスおよび5同時接続追加ライセンス)で82万円(税別)となる。

 なおForguncy 4以前のバージョンを利用中で、期限内の保守更新ライセンスを所持するユーザーは、 Forguncy 6への無償バージョンアップが可能としている。