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グレープシティ、Excelライクなウェブアプリ開発ツールの最新版「Forguncy 3」

Forguncy 3

 グレープシティ株式会社は27日、Excelライクな操作性でウェブアプリを開発できる「Forguncy(フォーガンシー)」の新バージョンとなる「Forguncy 3」を発表した。発売日は5月29日。

 Forguncyは、Excelの操作性を再現した開発ツール「Forguncy Builder」と、専用のサーバー「Forguncy Server」から構成される、ウェブアプリケーション構築ツール。開発ツールから、既存の帳票などのExcelファイルを読み込むことで、そのままのレイアウトのウェブページが作成でき、Excelの関数処理もそのまま反映が可能。ボタンなどを配置して、処理をプルダウンメニューから選ぶといった操作で、ノンプログラミングでウェブ業務システムを開発できる。

 新バージョンでは、より本格的な業務システム構築に向けた機能として、帳票のPDF出力に対応。複数データの一括印刷や、1件のデータが複数ページにまたがるレコードの印刷も可能で、たとえば今日の出荷伝票を一括して印刷するといった機能を簡単に作成できる。

PDF出力機能に対応

 レイアウト機能では、Excelにはない「行/列の分割機能」を追加。指定した行/列の幅や高さはそのままで2つに分割することができ、全体のレイアウトを崩すことなく行/列を追加できる。

レイアウトを崩さずに行/列を追加できる「行/列の分割機能」

 このほか、ExcelファイルのデータをForguncyで作成したシステムに一括して取り込める機能や、モバイルブラウザー向けウェブページの作成機能、既存システムとのシングルサインオン連携機能などを追加した。

Excelデータの一括取り込み

 製品の価格(税別)は、開発ライセンスが3万9800円から、運用ライセンスは基本サーバーライセンスが9万2500円から、ユーザー認証ライセンス(10ユーザー追加)が12万9800円から。動作環境はWindows 10/8.1/7、Windows Server 2016/2012 R2/2012/2008 R2(開発アプリ、サーバーとも)。

 グレープシティでは、Forguncyの最新情報の発信と参加者の交流を促す総合カンファレンス「Forguncy MeetUp」を6月7日に開催する。会場は東京の御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター。