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グレープシティのノーコードWebアプリ開発ツール「Forguncy」、二要素認証などの機能追加を実施

 グレープシティ株式会社は29日、ノーコードでWebアプリケーションを開発可能なクラウドサービス「Forguncy(フォーガンシー)」の最新版「Forguncy 6」をアップデートし、ログインセキュリティを強化する「二要素認証」機能などを提供すると発表した。

 Forguncyは、Webアプリケーションをノーコードで開発・運用できるクラウドサービス。特に、ExcelやAccessで管理しているような、基幹システムでは満たせない業務要件に対応したサブシステムの内製化を得意としている。

 フロントエンドは、Excel方眼紙をベースとした開発画面により、直感的にレイアウトを作成可能。一方、業務ロジックはコマンドとExcel関数を使ってノーコードで設定する仕組みとなっており、データ管理や外部データベース連携、ワークフローといったバックエンドの構築もプログラミング言語を使わずに行えるため、一般的な開発手法と比べて迅速にシステム開発を行えるという。

 今回はこのForguncyのセキュリティを強化するため、ログイン時の二要素認証に対応した。TOTP方式の二要素認証を採用し、Forguncyへのログイン時に認証アプリで生成されたワンタイムパスワードを加えることで、より安全性の高い認証を可能にしたとのこと。

 サポートする認証アプリは、Microsoft AuthenticatorとGoogle Authenticator。

 また今回のアップデートでは、ファイルをメールに添付して送信できる機能が追加された。レコード内のファイルや出力したPDF帳票を、メールに添付して送信できるようになるので、Forguncyアプリから出力した帳票を取引先に送付する際などに、作成したメールに手作業でファイルを添付する必要がなくなる。

 このほか、UTF-8のCSVをサポートしないシステムでも利用できるようにするため、Shift-JISやASCIIなどのエンコードを指定してCSVをエクスポートできるようにしたり、区切り文字を拡張子で判断するシステムで利用できるようにするため、拡張子を指定して出力したりする機能強化も行われている。