グレープシティ、ExcelライクなWebアプリ開発ツール「Forguncy」の中国語版

　グレープシティ株式会社は15日、ノンプログラミングでWebアプリケーションを開発できる「Forguncy（フォーガンシー）」の中国語版「活字格（ホーズーグー）」を開発したと発表した。同日より、中国全土で販売する。なお販売はグレープシティグループの中国拠点「西安 葡萄城 信息技術有限公司（GrapeCity China）」が管轄するとのこと。

　日本においてExcelは、Excel本来の機能であるスプレッドシート（表計算）にとどまらず、帳票印刷ツールや入力フォームとして多岐にわたる業務に使われているが、誰でも編集できる手軽さから改変されることも多く、システム管理部門が実態を把握できないという課題も抱えている。

　Forguncyは、Excelで帳票や申請フォームを作るのと同じ感覚でWebアプリを作成できるソフトウェアで、こうした日本特有のニーズに応えるために製品化された。しかし実は、中国でも同様のニーズがあることが判明したため、今回、中国語版を開発・販売することになったという。

　中国語版は日本語版のForguncy 2 Update 1と同じソースコードを使っており、ソフトウェア内のUI表記、テンプレート（サンプルアプリ）およびドキュメントは中国語が提供されている。さらに、中国でのビジネスに最適化した4種類のテンプレートを追加しているとのこと。

　なお中国語版は、中国企業だけでなく、開発生産拠点や活動拠点を中国に構え、中国市場でのビジネスを行う日本企業でも潜在的な需要があるとみて、今後の販売を強化していく予定とした。