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グレープシティのノーコードWebアプリ開発ツール「Forguncy 8」、帳票を扱う業務のサブシステムをワンストップ開発可能に

 グレープシティ株式会社は31日、ノーコードWebアプリ開発ツール「Forguncy(フォーガンシー)」の新版として、「同 8」を9月28日に提供開始すると発表した。帳票を扱う業務のサブシステムをワンストップ開発できる機能を追加するなど、200以上の機能追加・改善を行っているという。

 Forguncyは、ノーコードで本格的なサブシステムを開発・運用できるプラットフォーム。IT部門だけでなく業務部門と協業したシステム開発ができるよう、画面開発はExcelの操作性を提供し、入力画面やデータ一覧表、ダッシュボードなどを画面UI部品で構築する。さらに、リレーショナルデータベースを内蔵し、外部連携やワークフロー、業務ロジックなどもノーコードで設定可能。運用・保守に必要な権限設定やセキュリティの管理も行えるため、部門間にまたがるデータの管理やExcel業務のシステム化を素早く、ワンストップで開発できるとしている。

 今回の新版では、まず、グレープシティの帳票ツール「ActiveReports」の技術を取り入れたデザイナーを搭載し、帳票機能をアップデートした。Forguncy Builderにシームレスに統合されたこの帳票デザイナーを利用することで、細かいレイアウト要件に応える本格的な帳票をノーコードで作成できるとのこと。

Forguncy Builderに統合された帳票デザイナー
さまざまなレイアウト表現で帳票作成が可能

 また、ルーチン化された請求業務の自動処理に対応し、請求データの集計から請求書発行、取引先へのメール送付、帳票出力後のファイル保存・管理までを、人手を介さずに処理可能になったため、周辺業務の含めた生産性向上に寄与するサブシステムを、Forguncyだけで構築できるという。

請求業務における一連の業務プロセスを自動化した例

 このほか今回は、運用環境のOSとしてLinux(Ubuntu Server、CentOS)を、外部データベースとしてPostgreSQLを、それぞれ利用可能にしている。