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ヤマハ、持ち運んで利用できる小型スピーカーフォン「YVC-200」
小型でもクリアで快適な音声コミュニケーションを支援可能
2018年7月10日 14:00
ヤマハ株式会社は10日、Web会議などでの音声コミュニケーションを支援する小型スピーカーフォン「YVC-200」を発表した。既存モデルと比べて小型・軽量化したほか、バッテリ搭載により社外などへ持ち運んでの利用がしやすくなっている。価格は3万円(税別)で、9月の発売を予定しているとのこと。
ヤマハでは、Web会議や音声会議などの遠隔コミュニケーションで利用すると、PC内蔵のマイク/スピーカーと比べてクリアで快適な会話を行えるスピーカーフォンとして、「Yamaha Voice Communication(YVC)シリーズ」を提供。中~大規模会議まで対応する「YVC-1000」、6名程度の小規模会議に最適な「YVC-300」をラインアップしてきた。
今回提供するYVC-200は、同シリーズの最新モデルで、数名~個人利用を想定したもっとも小型のモデルとなる。マイク、スピーカーに加え音声信号処理を内蔵しており、遠隔会議が利用可能なPCやスマートフォン、タブレットに接続するだけで、クリアで快適な会話を実現するとした。
また、最大10時間の連続通話が可能なバッテリを内蔵するほか、小型・軽量で持ち運びに適したサイズとなっているため、在宅勤務やサテライトオフィス勤務、移動中の空き時間、出張時の宿泊先など、場所を選ばずに利用できる点もメリットとしている。もちろん、従来モデルと同様、USBバスパワーでの電源供給も可能だ。
音声信号処理技術としては、スムーズな双方向会話を実現する「適応型エコーキャンセラー」、プロジェクターやエアコンなどのノイズ成分を除去し、クリアな声を伝える「ノイズリダクション」、マイクに近い人と遠い人の音量を自動調整する「オートゲインコントロール」、人の声と周囲の雑音を聞き分ける「Human Voice Activity Detection(HVAD)」といった機能を搭載。スピーカーは最大で88dBの出力に対応し、小型ながらも十分な性能を備えているとしている。
端末との接続方法は、専用ドライバのインストールが不要なUSB接続と、NFC機能搭載Bluetoothの2つの接続方法に対応。OSを選ばず利用できるので、PCやスマートフォン、タブレットなどと接続し、さまざまなWeb会議システムや携帯電話回線を利用して、高品質な遠隔コミュニケーションを簡単に実現するという。
さらに、マイクミュート、スピーカーボリュームなど、遠隔コミュニケーションでひんぱんに使われる機能をタッチセンサーボタンで実現し、使いやすさを追求したとのこと。
なお、カラーバリエーションは従来のYVCシリーズで基調としてきた黒モデルに加えて、白モデルを用意している。