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アライドテレシス、統合ネットワーク管理ソフト「AT-Vista Manager EX」がSNMPマネージャー機能に対応

 アライドテレシス株式会社は26日、統合ネットワーク管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」において、新版「同 2.3.0」を提供開始したと発表した。

 AT-Vista Manager EXは、自社のネットワーク統合管理ソリューション「AMF(Allied Telesis Management Framework)」対応のスイッチ、ルータ/UTM向けのトポロジー管理機能と、自律型無線LANソリューション「AWC(Autonomous Wave Control)」の無線LANコントローラ機能などを統合したソフトウェア。

 拡張機能と連携を図るためのプラグインシステムが用意されており、容易にシステムを拡張できる点も特徴で、さまざまなプラグインが提供されている。

 今回の新版では、まず「Base&AMF Plugin」において、VLANコンフィグレーション機能とVLANビューアー機能を追加した。前者は、GUI上から個別機器へのVLAN設定や複数機器への一括設定を行える機能。CLIでの設定・管理を苦手とするユーザーへ対しても、GUIによる容易なVLAN管理・設定手法を提供するという。一方のVLANビューアー機能を利用すると、各機器間のVLAN情報を一目で把握できるとのこと。

 また、AMFトポロジーマップで管理しているAMFコントローラとAMFマスター間、AMFマスターとAMFメンバー間、AMFメンバー間のトラフィック情報を可視化できるようになった。リンク速度に対するトラフィックの割合を視覚的に表示するという。

 「AWC Plugin」では、無線アクセスポイント「AT-TQシリーズ」の入れ替えを行う場合に、機器を交換するだけで設定を自動復旧するオートリカバリー機能を搭載した。加えて、複数のアクセスポイントに緊急時用として設定されているSSIDの一括有効化/無効化に対応し、大規模災害時などにおける無線LAN開放をやりやすくしている。

 このほか、新プラグイン「SNMP Plugin」が提供され、AT-Vista Manager EXをSNMPマネージャーとしても利用できるようにした。これにより、AMFに対応しないデバイスの管理も可能となり、ネットワーク管理の柔軟性が向上する。

 なおSNMP Pluginでは、最大2000台までのSNMPエージェント管理に対応するとのことで、SNMPマネージャーライセンスを購入すると利用可能になる。同ライセンスの価格は、1年間が6万円、6年間が20万円。