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アライドテレシス、有線・無線LAN環境を統合管理するソフト「AT-Vista Manager EX」

 アライドテレシス株式会社は29日、無線LAN/有線LANを統合管理するソフトウェア「AT-Vista Manager EX」を発表した。ダウンロード提供を同日より開始するとともに、各種ライセンスの出荷を7月4日より開始する。

 AT-Vista Manager EXは、自社のネットワーク統合管理ソリューション「AMF(Allied Telesis Management Framework)」に対応するスイッチやルータ/UTMのトポロジー管理機能と、自律型無線LANソリューション「AWC(Autonomous Wave Control)」の無線LANコントローラー機能などを統合したソフトウェア。

 シンプルなGUIを採用しているほか、AMFで構成されたネットワークのマップを自動生成する仕組みにより、不慣れなエンジニアでも容易にネットワークを管理できる点が特徴という。

 また、視覚的な管理により設定工数を削減できるのもメリットで、AMFトポロジーマップ上のアイコン表示により、デバイスの異常を視覚的に特定可能。無線LANアクセスポイントの管理は、設置エリアごとにマップを作成して監視できる。さらに、共通の設定情報をテンプレート化して、複数のアクセスポイントに適用する機能も備えているので、導入、あるいは運用時の変更にかかる工数を大幅に削減するとした。

 またAWCでは、管理対象のアクセスポイント周囲の電波出力、チャンネルを常に認識し、最適化する機能を備えており、無線LANの運用コストを低減できる。

 なお、AT-Vista Manager EXでは拡張機能との連携を図るためのプラグインシステムが用意されており、容易にシステムを拡張可能な構造になっていることから、機能ごとに管理サーバーやソフトウェアが乱立してしまうような状況を回避できるとしている。拡張機能としては、前述の無線LANコントローラー機能に加えて、SNMPマネージャー機能を2018年1月にリリースする予定。

 価格(税別)は、「基本パッケージ1年」が25万円、「基本パッケージ6年」が75万円。また、無線LANコントローラー機能を利用するための「無線LANコントローラーライセンス(10AP)1年」が1万5000円、「無線LANコントローラーライセンス(10AP)6年」が5万円となる。