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アライドテレシス、ネットワーク統合管理ソフトをバージョンアップ 自律型無線LAN「AWC」への対応を強化

 アライドテレシス株式会社は24日、ネットワーク統合管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」の新版「同 Ver.2.3.1」を提供すると発表した。同日より、同社Webサイトでのダウンロードサービスを開始している。

 AT-Vista Manager EXは、自社のスイッチやルーター/UTM、無線LANアクセスポイントなどに加え、サードパーティ製のIPカメラといったIoTデバイスも統合管理できるネットワーク管理ソフトウェア。

 アライドテレシスでは、自律的に電波出力・チャンネルの自動調整を行い、最適な無線LANエリアを形成するソリューション「AWC」を提供している。このソリューションは、「無線LANコントローラーライセンス」を組み込んだAT-Vista Manager EXと、AWC対応ファームウェアを搭載したアクセスポイントで実現されるが、今回の新版では、OpenFlow機能ライセンス「AT-TQ4000-FL15」を適用したアクセスポイント「AT-TQシリーズ」を、管理対象製品に追加した。

 AWCを利用すると、無線LANの電波の調整を自律的に行ってくれるため、事前の電波調査(サイトサーベイ)は不要で、時間とコストを抑制しながらも、快適な無線LANの導入と運用を実現するとしている。

 また同時に、SDNコントローラ製品「Secure Enterprise SDNコントローラー(AT-SESC)」と連携している環境下において、AWCによる電波の自動調整を可能とした。

 なお今回はAT-TQシリーズ側でも、ファームウェアを「Ver.4.1.1」にバージョンアップするとともに、AT-TQ4400/AT-TQ4600用のOpenFlow機能ライセンス「AT-TQ4000-FL15」のファームウェアも「Ver.4.1.1S」にバージョンアップし、提供を開始している。