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アライドテレシスがアカデミック製品を拡充、自律型無線LANのUTM向けコントローラーライセンスなどを追加

 アライドテレシス株式会社は30日、アカデミック製品のラインアップに、「AR4000用無線LANコントローラーライセンス」、「AT-Vista Manager EX SNMPマネージャーライセンス」を追加すると発表した。

 無線LAN環境を導入するにあたっては、設置する無線LANアクセスポイント同士、あるいは外部のアクセスポイントなどのさまざまな無線干渉源との影響を考慮し、アクセスポイントの配置を考える必要がある。また、いったん運用を開始した後も電波状況は変化していくため、“一度設置して終わり”というわけにも行かず、目に見えない電波状況の把握に、管理者は頭を悩ませてきた。

 アライドテレシスではこうした状況を改善するため、アクセスポイントがほかのアクセスポイントや外部電波(外来波)の情報を収集することで、自身の出力やチャンネルを自律的に最適化する技術「AWC」を提供しており、徐々に利用が広まっているという。

 今回アカデミック製品に追加された「AR4000用無線LANコントローラーライセンス」は、このAWCを実現するためのもの。AWCに対応するUTM/VPNルータ「AR4050S」に適用すると、アクセスポイントを最大25台(標準5台+追加ライセンスで20台)まで管理できるようになる。

 価格例は、20アクセスポイント、5年間の場合で7万6000円(税別)から。

 一方の「AT-Vista Manager EX SNMPマネージャーライセンス」は、ネットワーク統合管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」をSNMPマネージャーとして利用する際に必要なフィーチャーライセンス。これを適用することにより、アライドテレシス独自の管理機能である「AMF」非対応デバイスの管理も可能になる。

 価格例は、6年間の場合で18万円(税別)から。