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【OpenStack Day 2013】さまざまなOpenStack関連ソリューションを展示

 IaaS基盤を構築するオープンソースソフトウェアOpenStackをテーマとしたイベント「OpenStack Day 2013」が、3月12日に秋葉原で開催。1000名以上の参加者が集まり、講演や展示が行われた。

 会場ロビーには展示ブースが設けられ、各社のOpenStack関連ソリューションが紹介されていたので、ここではこの様子を紹介する

さまざまなOpenStack関連ソリューションが展示

東京エレクトロンデバイスのブースでは、Piston Cloud Computing社のOpenStackディストリビューションをビデオやパンフレットで紹介。USBにソフトを入れ、Aristaのネットワーク機器と連携することで、10分で構築が完了。HAなどにも対応する。現在、契約交渉中という。ほか、NiciraのOpenFlow製品も展示
ビットアイルのブース。Calxeda社の高集積サーバーで、Swiftを動かす実証実験を紹介。メモリとストレージを除いたサーバー機能を1チップに収めたARM SoCをカード1枚に4つ乗せ、1台に6枚を収容する。実証実験環境の管理画面と、実験と同形の実機を展示していた

OpenFlow対応スイッチとの連携

Aristaのブースでは、スイッチ製品のQuantum対応やOpenFlow対応などを紹介
NECのブースでは、Quantumから同社のOpenFlow対応製品をコントロールする構成を展示
CTCのブースでは、OpenStackに、BigSwitch社のOpenFlowコントローラと、Pica8のスイッチを組み合わせ、Quantumからコントロールする構成をデモ。分散オブジェクトストレージ「Clevers」も

高集積サーバーやブレードサーバーの展示も

ネットワンシステムズのブースでは、AMDの高集積サーバー「SeaMicro」と、シスコの「UCS」、BigSwitch社のOpenFlowコントローラを展示
IBMのブース。3月頭にアナウンスされたOpenStackベースのプライベートクラウドの説明と、ブレードサーバー「Pure Flex」を展示
HPのブースでは、OpenStackベースで提供しているパブリッククラウドのほか、クラウドアプライアンス製品「Cloud System Matrix」について展示。Cloud System Matrixでは、OpenStackのコンポーネントを組み込んだシステムをリリースすることを考えているという
Dellのブース。OpenStack対応サーバーや、デプロイツールCrowber、ホワイトペーパーを展示。NIIのクラウドにもDellのサーバーが使われているという

プライベートPaaS/基盤製品

NTTソフトウェアのブース。OpenStack、Cloud Foundry、grailsを組み合わせたプライベートPaaS環境の検証のデモ。SI案件を想定
NTTデータのブース。OpenStackとOpenFlowを組み合わせたフルオープン仮想化基盤。アイドリング、DR、リーンスタートアップ、統合マネジメントの4つのケースを想定
モーフ・ラボのブース。OpenStackベースのプライベートクラウド基盤製品とパブリッククラウドの「mCloud」

自律分散型オーバーレイネットワークと「Cloud OS」スタック

ミドクラのブース。自律分散で経路制御するオーバレイネットワークmidonetの展示
Quantaのブース。高集積のマルチノードサーバーや、1Uモデルのサーバーに多数のHDDを積んでAmplidata社のオブジェクトストレージを動かしているところを展示
台湾の工業技術研究院(ITIR)のブース。プライベートクラウドとパブリッククラウドの両方に対応するOpenStackベースのスタック「Cloud OS」(近日リリース)の紹介

(高橋 正和)