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住友電工情報システムのクラウド型ワークフロー「楽々WorkflowII Cloud」、ワンタイムパスワードによる多要素認証に対応

 住友電工情報システム株式会社は10日、クラウド型ワークフローサービス「楽々WorkflowII Cloud」の新版「同 Ver.8.2」を提供開始したと発表した。新たに多要素認証機能をサポートし、ユーザーID/パスワードによる認証に加えて、ワンタイムパスワードによる追加認証を可能にしている。

 楽々WorkflowII Cloudは、稟議(りんぎ)書や旅費精算・経費精算などの申請・承認業務を効率化し、意思決定のスピードアップを実現するクラウド型ワークフローサービスである。

 今回追加された機能では、認証に利用したいデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)に認証アプリをあらかじめインストールしておき、認証コード(ワンタイムパスワード)を生成することにより、ユーザーID/パスワードで認証した後に、認証コードによる追加認証を行えるようになった。

 悪意のある攻撃者が、万一ユーザーID/パスワードによる認証を突破しても、認証コードによる認証は突破できないため、アカウントセキュリティ強化やゼロトラスト実現につなげられるとしている。

 なお現時点では、Google Authenticator、Twilio Authy、WinAuth(Windows用)といった認証アプリで、すでに動作確認が行われているとのこと。

 また今回は同時に、文書に添付するPDFファイルの解像度情報などが、電子帳簿保存法のスキャナー保存の条件を満たしているかどうかのチェック機能を改善した。旧バージョンでは、カンパニーマスター(システム管理者)が事前に解像度チェックを行いたいフォルダおよび項目を設定する必要があったが、今回のバージョンアップにより、この設定をカンパニーマスターではなく、各フォルダの管理者が実施できるようになったとのこと。