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日鉄ソリューションズ、米DataikuのユニバーサルAIプラットフォームを販売
2025年4月10日 08:30
日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は9日、ユニバーサルAIプラットフォームを手がける米Dataikuと販売代理店契約を締結したと発表した。
NSSOLでは、150社以上のAI導入支援実績に基づいた分析・実装・データマネジメント環境構築のノウハウと、DataikuのユニバーサルAIプラットフォームを組み合わせ、顧客のデータ活用とDX推進を加速する。
また、NSSOLには、豊富な経験を持つデータ・機械学習エンジニアリングを専門とする技術者や、AIのビジネス導入を専門とするコンサルタントが多数在籍しており、これまでもAI組織の立ち上げ・データ活用人材の育成・AIテーマの創出などさまざまな支援メニューを提供し、顧客のビジネス価値創出を支援してきたと説明。さらに、複雑化・多様化するAIソリューションに対応し、顧客にとって最適な分析プラットフォームの比較選定を支援する、コンサルティングサービスも提供開始するとしている。
Dataikuは、企業のデータ分析・AI活用に必要なすべての機能が統合されたユニバーサルAIプラットフォーム。企業のデータ活用では、データ準備/可視化/統計分析/機械学習/運用といった、プロセスごとに異なる製品の使用により、習得コストの増大、プロセスの分断、複雑化する分析アセットの管理コストが課題となると説明。Dataikuは、このプロセスに必要なすべての機能を提供するとともに、ガバナンス機能の提供により、データ分析・AI活用の改善サイクルを実現する。
ビジネスユーザーは、ノーコードのビジュアル操作で分析プロセスを作成でき、生成AIを含む100種類以上のデータ加工プロセッサー、統計手法レコメンド、Auto ML、アプリケーションテンプレートを活用し、迅速に意思決定が可能。データ専門家は、PythonやSQLレシピでコードを記述し、開発環境を利用できる。
データ分析プロジェクトには、各業務プロセスから生み出される多様なデータと、さまざまなステークホルダーが関わるが、Dataikuではフロー上ですべての分析設計図が可視化され、共有できる。これにより、データ専門家とビジネスエキスパートがコラボレーションして作業できる。分析フローの共有は、データ活用人材の育成、分析プロセスの見える化、分析アセットの共有資産化、再利用性の向上に寄与し、組織全体のデータ活用力を高めるとしている。
NSSOLは今後も、同社のパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性をテクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、顧客のデータ・AIの活用とDX推進に貢献していくとしている。