ニュース

Dataikuとデロイトトーマツが協業、統合データサイエンス基盤の導入から運用までを支援

 Dataiku Japan株式会社は22日、デロイト トーマツグループ(以下、デロイトトーマツ)と協業し、統合データサイエンスプラットフォームを提供すると発表した。これは、企業がさまざまなデータを分析し、その結果を活用した機械学習モデルの運用管理までを行える基盤で、両社では、顧客企業がAIおよびMLOps(機械学習の開発・運用サイクル)を組織全体に取り入れ、ビジネスでの活用を最大化できるように支援するとしている。

 両社が今回提供する統合データサイエンスプラットフォームは、顧客企業のAIプロジェクトに関わりのあるビジネス側、技術側の担当者が同時に利用可能な基盤で、データ資産の活用に必要なAIモデルの開発から運用、ガバナンス、MLOpsの導入を実現可能。異なるツールを利用することで生じる、情報やデータのサイロ化の回避などを通じて、データ資産のビジネスでの活用を最大化するとともに、エンドトゥエンドでのガバナンスによる信頼性の向上を支援するとした。

 この提供において、Dataiku社は、プラグインやコネクターを利用し、企業内のさまざまなデータソースとの迅速な連携が可能になるAI・機械学習プラットフォーム「Dataiku」を提供する。「Dataiku」は、データ接続から、データ準備、モデル開発と検証、本番稼働化、運用管理・監視、モデル再構築といった一連のデータパイプラインのサイクルを、ひとつのプラットフォームにおいて、統制された状態で管理できるMLOps機能と仕組みを備えているという。

 一方のデロイトトーマツは、「Dataiku」導入のアドバイザリーサービスを提供し、データ分析基盤の構築支援、AI技術の本番活用、組織全体へのMLopsの取り入れや、AI人材の育成支援、またデータマネジメントとデータガバナンスの導入支援を行うとのこと。

 さらにDataikuは、顧客企業の要望に応じて、対話型生成AIのような最新のテクノロジーを一元化された環境で取り込み、統制された環境でモデル開発、運用に適用可能な仕組みなども提供可能としている。