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アライドテレシス、ローエンド向けのWi-Fi 6E対応アクセスポイント「AT-TQ3403」など2製品を発売
2025年6月2日 11:00
アライドテレシス株式会社は5月30日、ローエンド向けのWi-Fi 6E対応無線LANアクセスポイント「AT-TQ3403」「AT-TQm3403」を販売開始したと発表した。価格(税込)はそれぞれ、7万9200円、5万9800円。
「AT-TQ3403」「AT-TQm3403」は、6GHz帯が利用可能なWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax) 2×2MIMOに対応したローエンド向けのアクセスポイント。6GHz帯に加えて2.4GHz帯、5GHz帯が利用可能な、3ラジオ搭載の内部アンテナモデルとなっており、各周波数帯の同時利用にも対応する。有線のインターフェイスは、PoE受電に対応した2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TXポートを1基搭載した。
通信速度は、5GHz帯と6GHz帯がいずれも最大2401.9Mbps、2.4GHz帯が最大573.5Mbps。6GHz帯を利用すれば、2.4GHz帯や5GHz帯で発生しやすい電波干渉を回避でき、多数の端末が同時に接続するオフィスや教育現場、イベント会場、公共施設などでも、快適で安定した通信環境を提供するという。
また「AT-TQ3403」は、SSIDやパスワードの都度入力を不要にするPasspointおよびOpenRoamingに対応し、公共の施設やイベント会場などでの利用に適しているとのこと。さらに、両機種ともEnhanced Openに対応しており、オープンネットワークでも通信の内容を暗号化でき、利便性とセキュリティの両立を実現。最大160MHzのチャンネルボンディングにも対応しているので、大容量コンテンツのやり取りやリアルタイムアプリケーションの利用にも最適としている。
なお、ネットワーク監視製品「Vista Managerシリーズ」による集中管理時には、AWC(Autonomous Wave Control)に対応し、周囲の電波状態、チャンネルを考慮して管理対象のアクセスポイントを最適化することが可能なため、無線LANの運用コストを低減できる。最大管理台数は、「AT-TQ3403」が3000台、「AT-TQm3403」が100台まで。