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八千代ソリューションズ、クラウド設備保全システム「MENTENA」で作業履歴の管理機能を強化
2024年11月29日 06:00
八千代ソリューションズ株式会社は28日、同社が提供するクラウド設備保全システム「MENTENA(メンテナ)」において、紙やExcelでは困難なすべての作業履歴を管理する機能強化のほか、作業の履歴管理の品質向上や、ユーザーの操作時間を短縮する機能を12月2日に追加すると発表した。
機能強化では、「チェックシート」や「チェック項目」の一括更新時に変更履歴を記録する機能を追加した。これにより、Excelでインポートした変更履歴もMENTENAに蓄積できるようになり、記録管理の質が向上する。
八千代ソリューションズでは、ISO 9001や医薬品製造に関するGMP基準の認証取得、各種監査対応、さらに社内ガバナンス強化の観点から、点検記録を確実に残し、監査担当者や管理者が履歴を適切に説明できる状態にすることは非常に重要だが、紙やExcelを用いた記録や管理には手作業による入力に膨大な工数を要し、現場担当者の負担が大きな課題になると説明。MENTENAは、過去の変更記録をすべて記録できるようになり、設備保全業務において、監査証跡に対応できるクラウドシステムを目指して機能をアップデートしているとしている。
また、モバイル端末でMENTENAのURLを開く際に、自動的にiOS版アプリが起動する仕様に変更。既存システムやチャットツールなどに記載されたリンクからも、すぐに業務を開始できるようになる。
これにより、共有リンクにアクセスするだけで、入力ページや共有したいデータの詳細ページをアプリで簡単に開くことができ、現場の作業員の負担やストレスを軽減できる。また既存ユーザーにとっては、モバイル端末やタブレット端末でデスクトップ版にアクセスしてしまうケースが年間約2万4000回も発生していた状況が改善され、ユーザーの操作時間が短縮されるとしている。
さらに、設備情報に複数の設備画像を設定できる機能を追加。従来版では、設備の概要となる写真のみを設備写真として設定し、特定の場所の拡大写真や配電盤の中などといった詳細画像は「添付ファイル」タブや「共有ファイル」タブを使用する必要があったが、今回の機能改善により、設備情報画面から設備詳細を開くだけで、すべての設備写真を一括で確認できるようになり、設備管理の質が向上するほか、必要な写真情報を探す時間が短縮する。さらに、画像ごとにキャプションを追加できるため、画像の説明を記入することや、手順を簡潔に記載することも可能となる。