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チェック・ポイント、AI利用の可視化と制御を実現する「AI Network Firewall」を発表

 米Check Point Software Technologies(以下、チェック・ポイント)は現地時間7月30日、同社ファイアウォールソフトR82.20の一部として、「Check Point AI Network Firewall」を発表した。

 AI Network Firewallは、AIの普及により、プロンプトや自律型エージェントの挙動、機密性の高いビジネスコンテキストなど、従来のファイアウォールが想定していなかった新たな種類のネットワークトラフィックが生じていることによるセキュリティギャップを解消する。チェック・ポイントのAI Defense Planeを通じて提供されるため、新たなインフラの導入やアーキテクチャの再構築は必要ない。

 AI Network Firewallは、実際に使用されているAIアプリケーションやエージェント、ツール(シャドーAIと承認済みAIの両方を含む)を把握し、AIの利用状況、プロンプトの利用目的や意図を可視化する。また、安全かつ承認済みのツールへのアクセスを制御し、プロンプトの利用目的に応じて、機密データがネットワーク外へ流出するのを防止する。

 また、モデルコンテキストプロトコル(MCP)による通信を検出し、MCPサーバーや接続されたツールを包括的に可視化するとともに、あらゆるやり取りにおけるアクセスを制御するポリシーを適用する。

 さらに、プロンプトインジェクションや敵対的な入力を防止し、悪意あるプロンプトがLLMに到達する前にブロックする。これらの処理はインラインで実行されるため、アプリケーションの変更は必要ない。

 AI Network Firewallは、ネットワーク、エンドポイント、クラウド、アプリケーション、API全体にわたってAIを検出・管理・保護する統合制御プレーン「Check Point AI Defense Plane」の一部として提供される。これにより、Web、デスクトップ、コーディングアシスタント、AIエージェントにわたるAIの検出、ガバナンス、および保護が実現される。

 また、ローカルおよびSaaSのAIエージェントの検出と制御、AIアプリケーションのランタイム保護とガバナンス、自社開発AIおよび運用中のAIを保護するためのリスク検知とガードレールの機能を提供する。

 AI Defense Planeには、セルフマネージドアプリケーション向けのスタンドアロンAPI、従業員向けエンドポイント、AIデータセンター向けコンテナ型ファイアウォール、WAFなどの追加の制御ポイントも含まれる。これにより、組織はパブリッククラウドやプライベートクラウド、支社、リモートユーザー、データセンターに至るまで、一貫したAIセキュリティを実現する。

 Agentic Network Security Orchestration Platformの発表に続き、チェック・ポイントは一元的なポリシー管理機能をCheck Point SASEおよびSD-WANにも拡張する。これにより、ITやOT、Illumioなどのマイクロセグメンテーションツール全体で、動的かつ常に正確なゼロトラストポリシーの適用が可能になるとしている。