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八千代ソリューションズ、クラウド設備保全システム「MENTENA」の入力操作を改善するアップデートを実施

 八千代ソリューションズ株式会社は22日、クラウド設備保全システム「MENTENA(メンテナ)」において、入力作業の簡易化を支援するアップデートを実施したと発表した。

 「MENTENA」は、設備管理や施設管理の現場において、働き方改革を促進する設備保全システム。紙やExcelによる管理からクラウドサービスを用いたシステム管理へ移行することで、現場作業の効率化や点検履歴の効果的な管理を行えるという。

 今回のアップデートでは、ブラウザ版において、チェックシートや作業計画/履歴の確認項目の選択肢をカスタマイズし、テンプレートとして保存できるようにした。従来は、チェックシートや作業計画/履歴を作成するたびに、独自の選択肢を「任意の項目」としてカスタマイズする必要があったが、企業によっては、1000種類以上の項目を持つチェックシートを作成する必要があったという。

 今回のアップデートにより、こうしたカスタマイズをテンプレートとして保存できるようになったことで、こうした大規模なチェックシートも効率的に作成できるようになり、作業時間を最大でおよそ3分の1まで削減することが期待されるとした。

 なお、テンプレートは無制限に保存でき、名称を自由にカスタマイズできるため、現場の実態に即したキーワードで、点検作業の結果を蓄積・分析が可能。さらに、選択肢ごとに色分けができる機能も追加されているので、結果を直感的に確認できるようになっている。

 また今回は、従来はブラウザ版のみが対応していた「親作業からの子作業の作成」をアプリ版でも実施できるように、作業計画/履歴の入力画面に「親子作業」タブを追加した。

 これまでのアプリ版では、親子作業の閲覧のみ可能で、現場の作業者が子作業の記録を親子作業とひもづけて入力する際には、親子作業の名称または作業IDを検索する必要があったが、今回のアップデートにより、親子作業の画面からひもづける子作業を作成可能になり、現場で業務記録をつける際に、子作業の作成工数を削減するとしている。