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八千代ソリューションズの設備管理クラウド「MENTENA」、大成建設の建物統合管理クラウド「LCOS」と連携

1つのプラットフォームで施設全体の状態を把握・管理可能に

 八千代ソリューションズ株式会社は7日、自社のクラウド設備管理システム「MENTENA」が、大成建設株式会社のクラウド型建物統合管理プラットフォーム「LifeCycleOSR」(以下、LCOS)との機能連携に対応したと発表した。

 MENTENAは、設備保全業務の効率化を支援するクラウドサービス。設備の稼働状況や保全活動の進捗を一目で把握できるダッシュボードや、保全作業の計画と進捗を効率的に管理できるスケジュール/ガントチャート、日常点検や定期的なメンテナンス作業を標準化し、作業者が確実に必要な作業を実施できるようサポートするチェック項目/チェックシートなど、さまざまな機能を備えているという。

 一方のLCOSは、設備の稼働データを蓄積し、アプリケーションへ提供する建物統合管理プラットフォームである。

 今回の機能連携では、LCOSが収集・管理する点検データや環境データを、MENTENAに自動で反映できるようになった。これにより施設管理者は、1つのプラットフォームで施設全体の状態を把握・管理できるようになるという。

 また、MENTENAに通常と異なる値が取り込まれた際、異常な状態を自動的に検知して、リアルタイムに情報を確認できる環境を提供することにより、迅速な判断・指示を可能にし、対応の遅延防止を実現するとのこと。さらにデータの蓄積により、建物に生じる不具合の予測分析が可能となり、メンテナンスや対策を講じる時期の最適化を図れるとした。

 両社では、データの一元管理により、施設の状態をリアルタイムで監視・共有できる環境を提供することで、建築物のライフサイクル全体にわたるデータ駆動型の施設管理と、スマートな施設運用の実現に貢献すると、今回の取り組みをアピールしている。