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NTTデータ イントラマートが「intra-mart」をアップデート、生成AIにより利用者の利便性を向上

 株式会社NTTデータ イントラマートは3日、エンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart」において、生成AI関連の新機能を追加した新版「同 2024 Autumn」をリリースしたと発表した。

 intra-martは、企業内のさまざまな業務をデジタル化し、そのプロセスをつないで自動化することを目指したシステム共通基盤。業務プロセスのフルオートメーション化をサポートする機能とAPIコンポーネント群を備え、迅速かつ柔軟なローコードアプリケーション開発を可能にしている。

 前回リリースの「2024 Spring」では、主に開発者を対象に生成AIの組み込みを可能にする連携モジュールを提供していたが、今回は、intra-mart上に蓄積した企業独自の業務データの本格的な利活用推進に向け、生成AIを各開発機能へ組み込む機能強化を行った。

 具体的には、Wikiなどのナレッジによる業務データの利活用を可能にした。業務において発生した知見をintra-mart上に集約させるナレッジベース機能により、情報をWikiに保存するだけで生成AIが業務データを検索できるため、RAG(検索拡張生成)の作り込みは不要となっており、初期設定のみで情報が自動的に最新化されるという。

 また、複数の生成AIサービスに対応しており、利用者はどの生成AIサービスを利用しているのかを意識せずに、生成AIを活用可能。社内のルール等、企業独自の業務データに基づく回答を、対話型で得られるとしている。

 加えて今回は、表やグラフを作成できるローコード開発機能と生成AIの連携により、データベースやSQLの知識がない利用者でも、チャットベースで表やグラフ作成を行えるようになったとのこと。