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イントラマートのシステム共通基盤「intra-mart 2021Winter版」、ローコード開発機能を大幅に強化

新機能「Accel Studio」を提供

 株式会社NTTデータ イントラマート(以下、イントラマート)は7日、Webアプリケーションプラットフォーム「intra-mart」の新版「同 2021Winter版」を提供すると発表した。今回はローコード開発機能が大幅に強化されており、新機能「Accel Studio」などが追加されている。

 intra-martは、これまでは個別に構築されていた複数のシステムを統一し、ニーズに応じたさまざまな機能・運用形態で提供可能にするシステム共通基盤。新たに追加されたAccel Studioは、ローコード開発を素早く立ち上げ、開発資材の運用やアプリケーションの管理を補助するための新機能で、迅速なシステム構築に必要となるintra-martの各種ローコード開発資材を、“業務アプリケーション”単位で作成・管理できるので、簡便な業務アプリケーションの自動作成、および一元管理を実現するという。

 intra-martではすでに各種ローコード開発機能を提供しており、アプリケーション構築を数時間程度で行えるようになっていたが、Accel Studioでは、誰でも必要項目を入力するだけの数分間で、任意のアプリケーションを作成でき、その後のメンテナンスも一元的に行えるとのこと。

 具体的には、豊富なテンプレートから業務シーンに最適なものを選択し、必要な項目を入力するだけでアプリケーションを自動作成する機能を備えた。テンプレートは、イントラマートのクラウドサービス「Accel-Mart Quick」で先行リリース済みのものが、新たに4つ拡充されている。

業務テンプレート一覧

 アプリケーションを構成する各種ローコード開発資材も容易に管理でき、Accel Studioで作成したアプリケーションの各種設定やアプリケーションの改修に対応。その際の変更履歴も記録される。また、必要に応じてインポートやエクスポートを実行することで、管理するアプリケーションの公開範囲、一時閉鎖といった設定を柔軟に行えるとした。

アプリケーション管理画面イメージ

 イントラマートでは、Accel Studioのメリットについて、ゼロベースから作るハードルの高さとコストを低減できること、ユーザーがアプリケーションを作成する際にUI/UXを統一できること、ローコード開発資材をテスト環境から本番環境へ移行する際のコストが低減できることなどを挙げている。

 このほか、Boxのコンテンツクラウド「Box」と、BPM/ワークフローなどのintra-mart上の各種アプリケーションを連携させるための機能も搭載した。ローコード開発機能からの容易な連携によって、社内外で取り扱うドキュメントの共有前後を含む業務プロセス全般を素早くデジタル化できるとしている。