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ヤマハ、遠隔会議用システム「ADECIA」に天井設置型の新スピーカーシステム「VXC2P」などを追加

2024年秋の発売を予定

 ヤマハ株式会社は、遠隔会議用システム「ADECIA(アデシア)」のラインアップに、Dante/PoEに対応した天井設置型のスピーカーシステム「VXC2P」と、ADECIA用マイクのミュートボタンとして機能するコントローラー「CTL-BN1」を追加し、いずれも2024年秋に販売開始すると発表した。

 「ADECIA」は、中規模会議室向けの遠隔会議用サウンドソリューション。シーリングアレイマイク「RM-CG」、専用プロセッサ「RM-CR」、Dante/PoE対応ラインアレイスピーカー「VXL1-16P」、PoE給電対応のネットワークスイッチ「SWRシリーズ」などのコンポーネントを組み合わせ、マイクからスピーカーまで、音の流れをワンストップで導入・運用・管理できる点を特徴としている。

 VXC2Pは、Dante/PoEに対応し、音声と電力供給を1本のケーブルで可能な天井設置型のパワードスピーカー。160°の広い指向角度を持ち、従来のラインアレイスピーカーであるVXL1-16Pと使い分けることで、近年ニーズの高まっている、部屋を分けて使う/広く使うなど、用途に応じたレイアウト変更が可能な会議室への、設置に柔軟に対応するという。

 また、室内に設置したマイクと組み合わせて補助的な拡声にも利用でき、話者の声が拡声なしでは届きにくい大規模な部屋でも、天井から音を届けられるとした。

 価格は1台あたり9万9000円(税込)で、2024年秋の発売を予定する。

VXC2P
RM-CGと組み合わせたシステムの一例

 一方のCTL-BN1は、ミュート専用・有線式のボタン型コントローラー。L2 PoEスイッチを経由して、離れた天井にあるRM-CGなどのマイクのオン/オフを手元操作で切り替えられる。また、遠隔会議用プロセッサRM-CRとも連携し、事前に登録した最大4つの設定をリモートで呼び出せるので、用途にあわせて部屋のプリセットを切り替えるためにも利用できるとした。

 価格は5万5000円(税込)で、こちらも2024年秋の発売を予定している。

CTL-BN1