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ヤマハの遠隔会議システム、天井設置型スピーカーを加えた新構成でZoom Rooms認証を取得

 ヤマハ株式会社は22日、遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション「ADECIAシーリングソリューション」が、天井設置型のスピーカーシステム「VXC2P」を加えたシステム構成で、新たに「Zoom Rooms」の認証を取得したと発表した。なお、対応ファームウェアは近日公開予定となっている。

 ヤマハのADECIAシーリングソリューションは、天井設置型のシーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」、遠隔会議用プロセッサ「RM-CR」、Dante/PoE対応ラインアレイスピーカー「VXLシリーズ Pモデル」、PoEスイッチなどから構成される遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション。2020年に発売され、オフィスの中規模会議室向けに、音の入り口から出口までを運用・管理する機器と機能をトータルで提供している。

 さらに2024年11月には、多様なオフィス環境に対応するため、Dante/PoE対応の天井設置型スピーカーシステム「VXC2P」を発売していた。

 今回は、RM-CGを中心とする専用プロセッサのRM-CR、およびPoE給電対応ネットワークスイッチにVXC2Pを加えたシステムが、Zoomの提供する法人向けWeb/ビデオ会議ソリューション「Zoom Rooms」の認証を取得した。

 なおヤマハでは、VXC2Pを組み込んだADECIAシーリングソリューションでは、大規模な会議室に均一な拡声音を届けられるだけでなく、システム設計もシンプルになるほか、VXC2Pはイコライザーやディレイなどの音声処理をスピーカー本体に内蔵し、個別に調整できるため、システム全体でZoom Roomsを通じた快適で高品質な音声会議環境を実現するとアピールしている。

 また2024年12月には、今回Zoom Rooms認証を取得したものと同様の構成にて、日本マイクロソフトのMicrosoft Teams認証も取得しているとのこと。