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アライドテレシス、マルチギガビット対応のレイヤ2plusスイッチ「x240シリーズ」「SE240シリーズ」

第1弾としてダウンリンクポート8基を搭載した4モデルを提供

 アライドテレシス株式会社は10日、マルチギガビット対応のレイヤ2plusインテリジェントスイッチ「x240シリーズ」および「SE240シリーズ」を発表した。今回はその第1弾として、マルチギガビットや1000BASE-Tに対応したダウンリンクポートを8基、10Gigabit Ethernet(GbE)対応のアップリンクポートを2基備えた4モデルを、11月13日から出荷開始する。

 x240シリーズ/SE240シリーズは、Gigabit Ethernet(GbE)対応インテリジェントスイッチとして提供されてきた「x230シリーズ」の安定性や利便性をそのまま引き継ぎながら、多様なニーズに応える次世代スイッチ。

 第1弾として、さまざまな認証機能を搭載し、統合管理ソリューション「AMF Plus」によりセキュリティリスクの検知が可能なエッジスイッチ「AT-x240-10GTXm」と、基本機能に特化することで、x240シリーズと同等の性能を持ちながら低価格での提供を可能としたエッジスイッチ「AT-SE240-10GTXm」、ならびに、それぞれのPoE++給電対応モデルである「AT-x240-10GHXm」「AT-SE240-10GHXm」を発売する。

AT-x240-10GTXm
AT-SE240-10GTXm

 全ダウンリンクポートがマルチギガビット(2.5G/5GBASE-T)に対応しており、従来のUTPカテゴリー5eケーブルをそのまま使用しながら、最大2.5Gbps/5Gbpsの通信が可能。アップリンク用としてSFP+スロットを2基搭載しているので、10GbE通信にも対応する。これにより、Wi-Fi 6対応の無線LANアクセスポイントに接続しても、通信速度を維持したまま、ネットワーク全体で高速・大容量通信を実現できるという。

 また、単一ポート上でIEEE 802.1X認証/Web認証/MACアドレスベース認証の併用を可能とするTri-Auth機能など、さまざまな認証機能に対応するため、ポート単位でセキュリティを高められ、柔軟な認証環境を実現するとした。

 さらに、x240シリーズ/SE240シリーズは、統合管理ソリューションAMF Plusのメンバー(管理される側)に対応し、自律最適化した運用・管理で安定した通信を行える点もメリットとのこと。なお、AMF Plusのネットワークヘルスチェックモニタリング機能により、ネットワーク機器の通信パフォーマンスを含めた機器の状況、デバイス同士の接続状況などを把握して視覚化でき、セキュリティリスクと障害の予兆検知や早期解決、最適な接続経路を自動的に導き出すことなどが可能になっている。

 加えて、AMF PlusのAMFオートリカバリー機能を利用すれば、最新機種への移行(マイグレーション)が簡単に行えるので、x230シリーズをAMF Plus環境で利用している場合は、ケーブルをx240シリーズに差し替えるだけで、自動的に設定情報を引き継ぎ、簡単にネットワークの帯域を高速化できるとしている。

 価格(税込)は、x240シリーズのAT-x240-10GTXmが17万500円、AT-x240-10GHXmが23万1000円。SE240シリーズのAT-SE240-10GTXmが14万5200円、AT-SE240-10GHXmが19万6900円。

 POE++給電対応モデルであるAT-x240-10GHXmとAT-SE240-10GHXmは、8基のダウンリンクポートから、ポートあたり最大90W、スイッチ全体では最大240Wまでの給電を行える。