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アライドテレシス、PoEスイッチとi-PRO製カメラとの相互接続検証を実施 安定した通信と給電の信頼性を確認

 アライドテレシス株式会社は21日、i-PRO株式会社の協力のもとで、画像センシングに用いられる各種ネットワークカメラと、自社のPoEスイッチの相互接続検証を実施したと発表した。

 i-PROのネットワークカメラは現在、防犯や防災をはじめとして、製造ラインやインフラ施設のモニタリング、商業施設でのマーケティング、医療・教育施設の利用者見守りなど、多様な場面で活用されている。このため、映像に途切れや乱れ、画質の劣化などが発生することなく、リアルタイムでのデータ取得・解析が行えるよう、ネットワークカメラ本体の稼働と高速・大容量通信の双方において、安定性の確保が求められているとのこと。

 しかし、ネットワークカメラは駐車場や屋外などの環境に設置されることも多いため、そうした場合、稼働に必要な電源を新設するには、多大なコストと工数が必要になってしまうという。

 そこでアライドテレシスは今回、自社のPoEスイッチとi-PROの各種ネットワークカメラを組み合わせた相互接続検証を行い、電源がない場所でもLANケーブルで電力供給とデータ通信が同時に行えるPoEを活用して、LAN設備があればネットワークカメラを設置できる環境の実現性を確認した。

 検証では、さまざまなネットワーク規模・環境での利用を想定し、アライドテレシスのPoEスイッチ(x530Lシリーズ、x240シリーズ、x230シリーズ)、i-PROのネットワークカメラ24台とレコーダー、映像確認用PCを接続。

1)PoEスイッチからカメラに安定して給電ができ、カメラの起動や操作が行える
2)カメラの映像が正常に確認できる
3)スイッチにカメラ合計24台を同時接続し、8時間の稼働試験で映像の乱れがない。また、ケーブルの挿抜後に映像が正常に復旧する

の3パターンの接続検証を実施した結果、柔軟なカメラの設置と安定した画像センシングの実現性を確認したとのことだ。

検証の構成例