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アライドテレシス、レイヤ2プラススイッチやVPNルータなどの新製品を発表
(2016/4/25 17:46)
アライドテレシス株式会社は25日、ネットワークOS「AlliedWare Plus(AW+)」の新版「同 Ver.5.4.6-0.1」のダウンロード提供を、同日より開始すると発表した。また、レイヤ2プラススイッチ「AT-x230-18GT」「AT-x230-18GT-T5」、VPNルータ「AT-AR2010V」とそのレールキット「AT-DRMT-J02」、AT-x930シリーズ用電源ユニット「AT-PWR150-70-T5」の出荷を5月6日から開始すること、また同日に「AR4050S用AMFマスターライセンス」をリリースすることも発表している。
新製品のうちAT-x230-18GTは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×16ポートと、SFP×2スロットを搭載したレイヤ2プラスのインテリジェンススイッチ。ループガードやさまざまなセキュリティ機能を搭載するほか、SDカードトリガー機能により、ファームウェアのバージョンアップや設定の反映を、SDカードの装着をトリガーとして自動的に行えるとのこと。SDカードオートリブートにも対応するので、機器設定やファームウェアを保存したSDカードから起動することにより、PCレスでの作業も可能になっている。
【お詫びと訂正】
初出時、型番をAT-x230-18GPとしておりましたが、AT-x230-18GTの誤りです。また、AT-x230-18GTはPoE非対応モデルのため、PoEに関する記載も誤りとなります。お詫びして訂正いたします。
さらに、AMF(Allied Telesis Management Framework)メンバー機能に対応し、ゼロタッチ・インストレーションやオートリカバリ機能により、事前設定や専門知識を必要としない正確で迅速な構築/運用を支援するとした。なお、今回公開されたAW+ Ver.5.4.6-0.1からは、オプションのOpenFlowライセンス「AT-x230-FL15」を購入すると、Secure Enterprise SDN(SES)もサポートする。
価格(税別)は、AT-x230-18GTが14万円、そのアカデミック製品であるAT-x230-18GT-T5が12万6000円。
AT-AR2010Vは、バイパスポートを搭載したオールGigabit Ethernet対応のVPNルータ。バイパスポートによる機器冗長により、ダウンタイムを最小限に抑えシステムの可用性を向上できるという。また小型筐体のため、スペースの少ない機器内への組み込みや管理ボックスへの収容が可能とした。
インターフェイスは、WANポートに1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1ポート、バイパスポート×1ポート、LANポートに1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×4ポートを搭載。IPsec VPNでの拠点間接続にIKEv2の安全性、L2TPv3の柔軟性を強化することで、安全で快適なネットワークを構築できるとのこと。
加えて、USB型データ通信端末を接続することでモバイルネットワークにも活用可能。AMFメンバー機能に対応するので、ネットワーク運用管理の効率化を実現する。また、同時に発売されるDINレールマウントキット「AT-DRMT-J02」を使用すれば、ラック内にコンパクトに収納できる。
価格(税別)は、AT-AR2010Vが8万2000円、AT-DRMT-J02が7500円。
「AR4050S用AMFマスターライセンス」では、現行のフィーチャーライセンスに代わる、使用期限付きのライセンス「AMFアニュアルライセンス」を提供する。AR4050S向けのAMFマスターライセンス「AT-AR4-AM40L-1Y-2016」(20メンバー・40リンク、1年)、「AT-AR4-AM40L-6Y-2016」(20メンバー・40リンク、6年)、「AT-AR4-AM40L-6Y-2016-T6アカテ゛ミック」(文教ユーザー向けアカデミック製品/20メンバー・40リンク、6年)をリリースする。
価格(税別)は順に、25万円、75万円、67万5000円。